1年間のがんばりを確かめる日
奥三河パワートレイル70km。
昨年、このトレイルランニングレースに参加して自分の実力を知らされました。
「こんなキツいレース、自分には完走なんかできっこない」と。
2度とこのレースには出ることはないと、リタイアした場所からゴール会場まで輸送されるバスの中で思いました。
また出ても同じ結果だ。
でもレースが終わって1週間くらいすると、何故だか「もう1回出て完走したい」と思うように。
完走できないと前に進めない。
あれからいくつものレースに出ました。
でもレース後に思うのは
「奥三河パワートレイルを完走できていない自分がいる」ということ。
ずっとモヤモヤしてきました。
そして練習を積み上げてきました。
練習しても成長してる感覚はありません。
どれだけ練習しても不安が頭をよぎる。
でも地道にやるしかない。
正解なんてわからない。
そして2023年10月1日。
自分が前に進むためのレース。
必ず完走する。
ここまできたらあとは気持ちだけだ。
そう強く思って走ってきました。
結果は
ゴールゲートをくぐり、ゴールテープをしっかりと胸で受け止めました。
約12時間半をかけて完走することができました。
レース途中、ペースを上げすぎて足に力が入らなくてリタイアが頭をよぎることもありました。
思いっきり転倒し、左腕が木にあたり負傷することもありました。
ヒルにも血を吸われそうにもなりました。
そして「リタイアして楽になりたい」と思った瞬間もありました。
でも、このnoteでいただいた応援の言葉や、仲間たちのことが自然と頭に浮かんできました。
沿道で応援してくれる地元の方から「キツいけど頑張って」と応援されました。
そのおかげをもって、最後まで心折れることなく走り切ることができました。
こんなに嬉しい気持ちになったのはいつぶりだろう。ほんとに嬉しい。
年齢を重ねるにつれて心から感動することがなくなりかけていました。
でもまだこんなに感動できて心が熱くなることができるとは思わなかった。
ゴールしたあと椅子に座って休んでいたら、少し涙が溢れてきました。
汗をかきすぎて体内に水分なんか残ってないと思ってたのに、目の奥に少し残っていたみたいです。
コメントで応援いただいた方々。
心の中でちょっとでも応援してくれた方々。
ありがとうございました。
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