【本から離乳食を考える】eten met nijntje”ミッフィーと一緒に食べる”(dick bruna・samuel levie)
わたしたちの離乳食のヒントになりそうな本を少しずつ紹介します。
eten met nijntje”ミッフィーと一緒に食べる”(dick bruna・samuel levie)から離乳食に関連する内容を抜粋、コメントします。
かわいいコンテンツ
第1章「ミッフィーと菜園」では、ミッフィーが家庭菜園をして、種を植えたり、収穫したり。ミッフィーが収穫した野菜を使ったレシピが並びます。
第2章は、「ボリスと買い物」。ボリスが買ったもので、レシピが構成されています。
第3章「ミッフィーは何を食べるの?」では、卵は鶏から、トマトスープはトマトから!など「どこからきたの?」がテーマです。
第4章「おばさんと庭」はジャムやドライフルーツなど果物のレシピが中心。
第5章「さあ!パーティー」特別なレシピ!と言っても、スムージーとかアイスです。
この本には、「特別なレシピ」ではなく、「飾らない、当たり前」の食材と料理法が掲載されています。子どもも絵本感覚で読むことができ、「チーズは牛から!」などわかるようになっていてびっくり。
離乳食レシピもカラフル
離乳食や幼児食(と書いてあるわけではないですが)に使えそうなレシピも。オランダでは、4ヶ月から食べものに慣れるために離乳食を始めるのですが、そんな離乳食初期用にいかがでしょうか。カラフルな野菜ピューレ「虹のピューレ」というレシピがありました。
緑色はえんどう豆
黄色はかぼちゃ
オレンジ色はパプリカとジャガイモ
紫色はビーツとジャガイモ
カラフルなピューレは、簡単できれいですね。
子どもと食に関するTIPに納得
本の最後では、ミッフィーが子どもと食に関してTIPをくれます。
「子どもが食べなくても、あなたの料理の腕のせいではありません。子どもとはそういうものです」
この言葉にどれほど救われる人がいるでしょう!そういうものなんですね!
少し大きくなったら「子どもに食べたいものを尋ねる」、「かき混ぜる」などちょっとしたことで、子どもを食事に巻き込みましょうね、というアドバイスも。
ちょっと興味深いのは、「好きな形があって、食べないものがあったら、好きな形にしちゃいましょうね!大人が実験を積み重ねてね」というもの。パンケーキが好きなら、野菜と魚のパンケーキ作ればいいじゃない、ということだそう。このアイディアと柔軟性はミッフィーっぽいなあ。
その他「食事で野菜を食べないなら、おやつで出しちゃえ」、「新しい味に慣れるには、10回ほど必要。一口で出しちゃっても強要せずにね」などなどミッフィーからためになるお言葉を頂きました。