tiny leaves

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コンポストを哲学する

「コンポストは”すきま”を繋げるテクニックであり、思想かな」 私は、大学でコンポスト作りをするサークルに所属している。 コンポスト(有機堆肥)とは、有機物(生ごみや牛糞など)を微生物の力によって分解させた肥料のことをさす。 キャンパス内にある寮から、自炊のために廃棄される野菜くずをバケツに回収し、キャンパス内の畑で、落ち葉と混ぜて堆肥作りを行っている。 コンポストは、とても地味な作業だ。どちらかと言えば、なにか、汚いものというイメージがある。 しかし、生ごみは、毎日の「

    • The season of fresh greenery

      昨日の大雨が過ぎ、いっきに新緑の季節がきた つい5日前に満開だった桜は、 だんだんと黄緑色の新芽をまといながら、 葉桜に移り変わっていく 時間の流れのはやさにおどろき、 自然の生命力に、力強さに、かんどうする 私はこの時期がすきだ 冬の時期、葉をつけない、血管のような木々もすきだけど やっぱり、黄緑の新芽の息吹を感じられる、木々のすがたがすきだ うぐいすの谷渡りが聞こえる からすのやさしい叫びがこだまする 風に吹かれて、樹木の葉がゆれる 私は新しい始まりに心躍らせる

      • 生きるということ

        96歳の戦争を体験したおじいちゃん、のお話を聞いた。 優秀だったおじいちゃんは、特攻隊員の乗る機体の整備担当に回された。特攻隊を送り出すまでが、任務であったから、隊員が酒を飲み「死にに行く」前の現場に居合わせたのだ。 「ほとんどの隊員は酒を自分の顔面にかけ、茶碗を机に叩きつけ、敬礼もせずに機体へと走りに行った、その目元には涙が光っていたね。そして、旋回もせずに飛び立っていった。3回旋回することが軍の礼儀だったけどな。」 背中に冷や水を浴びさせられる感覚、「死ににいく」という

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