tiny leaves

休学中の大学生。 子どもの貧困・環境問題などをはじめ、様々な社会課題に向き合っています。

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最近の記事

災害支援とは~能登半島地震・被災地を巡って~

輪島の朝市の火災現場の状況をみて、ガザや原爆投下後の被災地の様子が生々しく脳裏に浮かび、その光景と重なると感じた。地震発生から半年以上がたっているにも関わらず、たった3日後しかたっていないような復興の進み具合にショックを受けた。今になってやっと、取り壊しのための重機が入ったということだ。水道管の工事もちょうど私たちが行ったときに行われていた。実際に自分の目で見て、臭いを感じ、様々な感情が渦巻いた3日間であった。 能登半島の情報の多くは、“被災地”という大きな言葉でまとめられ

    • 居場所

      居場所ってなんだ。 ここにいるだけで存在が肯定される場所が子どもたちにとって、とても必要だ。 NPO法人の子どもの居場所・学習の支援でスタッフとして働くことを選んだのは、小学校、中学校の頃の私には、学校に居場所と呼べるものはなかった気がするからだ。陰口やいじめ、狭い人間関係によって、私の”学校”での思い出は暗いものばかりだった。困っている子どもたちが少しでも、一時でも、心を休ませて、ただただ楽しいと思える場所を作りたい、そう思っていたからだ。 自分の力は本当に小さいこと

      • コンポストを哲学する

        「コンポストは”すきま”を繋げるテクニックであり、思想かな」 私は、大学でコンポスト作りをするサークルに所属している。 コンポスト(有機堆肥)とは、有機物(生ごみや牛糞など)を微生物の力によって分解させた肥料のことをさす。 キャンパス内にある寮から、自炊のために廃棄される野菜くずをバケツに回収し、キャンパス内の畑で、落ち葉と混ぜて堆肥作りを行っている。 コンポストは、とても地味な作業だ。どちらかと言えば、なにか、汚いものというイメージがある。 しかし、生ごみは、毎日の「

        • The season of fresh greenery

          昨日の大雨が過ぎ、いっきに新緑の季節がきた つい5日前に満開だった桜は、 だんだんと黄緑色の新芽をまといながら、 葉桜に移り変わっていく 時間の流れのはやさにおどろき、 自然の生命力に、力強さに、かんどうする 私はこの時期がすきだ 冬の時期、葉をつけない、血管のような木々もすきだけど やっぱり、黄緑の新芽の息吹を感じられる、木々のすがたがすきだ うぐいすの谷渡りが聞こえる からすのやさしい叫びがこだまする 風に吹かれて、樹木の葉がゆれる 私は新しい始まりに心躍らせる

        災害支援とは~能登半島地震・被災地を巡って~

          生きるということ

          96歳の戦争を体験したおじいちゃん、のお話を聞いた。 優秀だったおじいちゃんは、特攻隊員の乗る機体の整備担当に回された。特攻隊を送り出すまでが、任務であったから、隊員が酒を飲み「死にに行く」前の現場に居合わせたのだ。 「ほとんどの隊員は酒を自分の顔面にかけ、茶碗を机に叩きつけ、敬礼もせずに機体へと走りに行った、その目元には涙が光っていたね。そして、旋回もせずに飛び立っていった。3回旋回することが軍の礼儀だったけどな。」 背中に冷や水を浴びさせられる感覚、「死ににいく」という

          生きるということ