やる気が出る脳 〜読書感想〜
みなさま、ごきげんよう!
少しづつ、秋らしい雰囲気になってきました。『読書の秋2021』第二弾は
『やる気が出る脳』!を読んでみました。
今回は完全に『ジャケット読み』と「気分的にライトな本」だったことから、
この本を選びました。
先に感想の結論から
『脳番地』と『MRI脳相診断』、『脳内科』の3つのポイントが1番印象に残りました。また、「気持ちの問題」と考えられていることも「実は脳で起きていること」が原因だと理解できました。
私の結論だけ見ると、「?」と思われる方も多いと思います。
3つのポイントについて説明していきます。
『脳番地』について
「脳番地とは脳のどの部分がどのような働きをしているのかを機能ごとつけた名前」と著者は説明しています。
・思考系
・視覚系
・聴覚系
・理解系
・伝達系
・運動系
・記憶系
・感情系
また、それぞれの発達度合いは個人のライフスタイルによる個人差が大きいと言っています。
そして、それぞれの『鍛え方』を紹介した本となっている。
『MRI脳相診断』
個人的にとても興味を持った「診断法」でした。根拠としての説明が優しく書かれている程度で、少し残念に思いました。
機会があれば、是非とも『一度は受けて見たい』と強く思っています。
この中で、「海馬」と「脳番地」や「疾患」の関係が時折出てきたことに、
「難しくてもいいから、もう少し詳しく知りたい」と『知りたい欲求』が徐々に強まっていきました。
『脳内科』
完全に個人的で、『偏見』になるかもしれませんが、
「精神科、心療内科、脳外科、リハビリティーション科、神経科、内科」と病院の診療科はそれぞれあるのに、『なぜ、脳と身体機能について、関係性を重視した診療科はないのだろうか?」と思っていました。
「精神科、心療内科」は『心理学』がベースにあり、『気分のコントロール』『感情のコントロール』の『手法や矯正』と『社会との関係』を医学的に支援しているとわたしは思っています。
ただ、近年『MRI』『光フォトグラフィー検査』などの新しい検査方法が出てきている。
その中で、わたしが1番疑問を感じたことは、
『アルツハイマー』や『認知症』について、メインの治療は「脳外科」となっているが、療養や福祉の分野では「精神疾患」と同じように扱われていることだった。
外科的な手術は『脳外科』、経過観察も『脳外科』しかし、入院治療は「慢性期病棟」であればまだマシだが、「精神科」が受け皿になっていることも多いと思う。また、デイケアやデイサービスの施設では、未だに「認知症の患者」と「発達障害・精神疾患の患者」を混同していることも少なくない。
そんな、細かい疑問を悶々と考えていたところに
『脳内科』
と書かれているではないですか!
と嬉しくなり、この本を手にしたという理由があります。
みなさまに考えてほしいこと
この本を読んで、わたしは「脳」と「気持ち」は
『同じではないけど、似ているけど、似ていない』ということを
「科学的に現実的に、少しの時間を考えることに使ってほしいと思います」
発達障害もアルツハイマーも自閉症スペクトラムもうつ病も認知症
『脳が原因の疾患』です。
しかし、その対処法は?支援は?教育は?個人のできることは?
全て違います。ですが、『同じ施設』で過ごす患者が大勢います。助けを求めている患者が多くいます。また、その家族や介護者も多くいます。
そのような方々への理解を学ぶ基礎知識として、
『自分ごととして捉えるためのツール』として、
わたしはこの本をみなさまに勧めたいと思います。
自己啓発本としても相当な価値があると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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今日も、誰が見ても「綺麗な言葉」が溢れますように
それでは、また、・・・◯◯
#読書の秋2021 #やる気がでる脳
誰が見ても「綺麗な言葉」を紡いでいきたいと、理想を、希望を胸に。 日々精進しています。 どこかの、だれかのために役立てれば幸いです。 そんな私に少しの勇気をください。 ・・・◯◯