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【ネタバレ】FATALISM ≠ Re:Another story

SEPT presents『FATALISM ≠ Re:Another story』のネタバレ感想です
https://sept-ppn.com/fatalism_re_another_story/

OWV(オウブ)の浦野秀太くんが主要キャストとして出演するため、
初めて演劇の配信チケットを購入しました!

とは言え!
我らが応援する秀太くんの初舞台大丈夫かな?!ドキドキ!
みたいな所から離れて楽しめました サスガヤデ
こういう作り込まれた世界観も、歌の見せ場もピッタリ似合ってると思いますね〜
コミカルなシーンなんか、秀太くんで見たことある仕草を藍備がしていることが面白かった

以下がネタバレになります!

平和のため「象徴」として、またはそのシステムの支配下で生きるメインキャラクター

戦乱を求める権力者に感情の絡れを利用され命を落とす所は正に「運命に翻弄される」という感じ

主人公雛菊の願いに絵空が「興味深い」と言ったり「人間の都合で動いていない」と言う言葉には単に神様の気まぐれだけではない背景があったりするのかな?と感じた
(関連作見てないので適当に言ってる)

歪みの起点と言われる人たち以外にも共通するセリフや行動が見られるように
全ての次元で魂のようなものが共有されていて、
他の次元の各々の歪みが影響して心に蟠りが生じるので
雛菊達が干渉できない所に原因があり悲しい結末を避けられない=運命という事なんでしょう

雛菊は自分の心に問題が起きているのと少し違い、
仲間の苦しみを知ることが出来なかったという受け入れ難い結果だけが問題だったのでしょう
だから運命から逃れるという願いに対して、神が与えたことは異次元の観測

実際には雛菊は観測に留まらず干渉も行い、
運命の糸の絡れがほどかれて心の中の問題が解消することで
4人全員が心を伝え合えるようになったのがフェイタリズムというお話しだと考えました

ラスト、奉納の舞が完遂されるけど
あれは絵空達との記憶はない状態になるんじゃないかな
何ならあれは数年前の儀式で、あそこから蓮の心を救えるかどうか生き直すようにも見える
観客が「記憶がなくとも思いの強さを増して運命を塗り替えた」と感じるまで同じことを何度も舞台通り繰り返す、みたいなね

ねじれの起点、というのは雛菊にとって大ヒントですよね
2123年でシンを変えたり
2023年で佐輔を変えたりは上手くいかないのだろうと思います

それで思うのが、ねじれとは呼ばなくとも何かの起点となって
雛菊の魂を雛菊の姿で観測できる次元もあるのではないか?ということ
(これもまた関連作見てから言いなさいって話題…)

もっとエピソードが多く、じっっくり心の動きを見せたり時系列を追ったりすれば
次元ごとに一個の舞台が出来ちゃいそうなキャラクター達
それをぎゅっっっとひとつにまとめて見せてくれるのもてんこ盛り感の要因のひとつだと思いました
(アクロバット、殺陣、歌、踊り、バンド、芝居とエンタメ大集合なのがウリの舞台だしね)

そして、Another storyと言われたらQWVは写真集AWAKEの小芝居を思い出す!
藍備がOWVしてる次元に私は生きているんですよ

2060くらいにアーティストや色々な職業の大半がAIに置き換わりつつあるなか
生身で勝負する4人のユニットのハナシとか
危機感を持ちバンドで感情呼び覚ましシステム作る開発者のハナシとかできそう
「感情のインストールを実行」をアナウンスする声が笹川大輔さんだったので、
あの社長?に連なるものが関わってるとか思うと色々妄想膨らみます


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