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アロマンティックなINFJ-T(23歳)、人生初のセクシュアリティ診断

こんにちは。最近ものすごい勢いで自分についての理解を深めている茉莉花です。否、深めようとしているの方が正しいですね。

前々回の記事では、私がアロマンティックという言葉と出会い、自分に当てはまると感じたことをお話しました。

そこから私の中のアロマンティックな部分ついて想いを馳せていくうちに、自分の知らない(まだ気づいていない)部分について知りたくなってしまい、生まれてはじめて自分のセクシュアリティについて真っ向から向き合うことにしました。

結論から言うと、
私としては、かなり納得な結果が出たと思っています。
これまでの私の考え方・感じ方と十分な整合性が取れているように感じましたので、今回はこの結果をもとに、私自身のセクシュアリティについて考えを深めていこうと思います。

よろしければお付き合いください。


ちなみに今回私が利用したのはanone,という診断・分析サイトです。
診断系サイトのいいところは気軽にできるということと、客観的に判断してくれる事ですね。

中でもanone,は、HPをパッと見ただけでも結果のフィードバックが丁寧そうで良い印象を受けました。まだまだセクシュアリティについて勉強不足な私なので、わからない単語が出てくるであろう診断結果を丁寧に解説してくれるのはとてもありがたかったです。

個人的には、サイトの色が柔らかいオレンジ色で統一されているのも嬉しかったです。共感覚の一種かな~と思っていますが、私はよく場所を色で覚えたりします。「あの白い病院ね~」とか、「○○駅のオレンジの所でしょ?」とか言って家族や友人をよく混乱させているのですが、どうやら私は見たものの色から受け取る情報が多いようなので、ふんわりした色は圧迫感がなくてとても好きです。

なんかよくわからないことを言っていると思いますが、
私の共感覚については今は全然どうでもいいので結果を見ていきましょう。

~結果大公開~

こちらが、私のセクシュアリティです。(どどん)
上から順番に見ていくとしましょうか。

anone,分析結果。とても納得。


1.こころの性

こころの性はシスジェンダーみたいですね。
タイプ一致。ポケモンだったらダメージ1.5倍です。
私としても完全に解釈一致のつもりです。

私の中で私がシスジェンダーであることは分かりきっている事ですから、特に何も言うことはないのですが、解説の中で気になった単語がありました。デミジェンダーという言葉です。性別に少しだけあいまいな部分があるという捉え方のようです。

この考え方は私にも当てはまるところがあります。
例えば、私はピンクが苦手です。ピンクが必ずしも女性らしさの象徴かと言うとそうではないとは思いますが、「赤‐女/青‐男」の評価基準を持つ日本で生まれ育ってきた私にはある程度備わっている感覚です。ピンクの持つ、いかにも女子女子した雰囲気が苦手ですし、ピンク以外の色を身に纏っている私の方がより私らしいと感じます。そういう意味で、私は少しだけ女性っぽくないのかもしれません。

デミジェンダーという言葉と出会いました。割と心当たりあるかも。

2.恋愛指向

来ました。アロマンティック。
ですよねーという感じです。とはいえ自己診断と同じ結果が出て安心しました。
この部分についてはだいぶ語りつくしたので、今は満足しています。今後また考えが変わったり、新しい発見があったら報告しに来ようと思います。

3.性的指向

続いて性的指向。これについては結構驚きでしたね。しかも一つは知らない単語(概念)でした。

個々について考える前に、現時点での私の「性的指向」へのスタンスを記しておこうと思います。
私はアセクシュアルではないので、他者に対して性的欲求を抱かないわけではありません。日々を生きていて素敵な人と出会ったとき、そういった欲求が湧いたりもします。ですが、私は肉体的な関係を持つ人とは深い関係でありたいと思っています。アプリで出会ってその日に、とか、身体だけの関係は持てないタイプです。私はアロマンティックですから、「恋愛をしない深い関係の人と身体の関係を保つ」のは難しいと考えられ、惹かれはしても、実際にそういった展開にはならないかな、と思っています。加えて、以前付き合っていた方とのトラウマから、異性との行為に否定的な考えを持っています。ただ性的指向の定義は「性的な欲求を抱くかどうか」なので、実際に行為に及ぶ・及ばないは別として考えるのだと思いますが、なんにせよ私の性的指向に対する捉え方は一歩引いた立場からのものであることをお知らせしておきます。

上記を踏まえて、それぞれの指向を見ていきます。

  1. バイセクシュアルについて
    今まで女性の方と関係を持ったことはありませんが、普通に惹かれます。触れたいし、触れられたい。女性の身体のことをよく知っているという点においては、男性よりも惹かれるかもしれません。ただ、男性的な逞しさであったり、身体の大きさの違いによる包容力については、男性の方に惹かれます。おそらくこれが、私の中のバイセクシュアルな部分です。

  2. サピオセクシュアルについて
    初めて聞く単語でした。でも、超~納得。知性的な人、大好きです。これまでの人生を振り返ってみると、普段の会話の中での言葉選びが秀逸な人、博識な人、物事に対して深い見解を持っている人、色々な経験をしてきている人に、人間的な意味で惹かれてきました。これは私がサピオセクシュアル故なんですね。大変勉強になりました。

サピオセクシュアルの説明。わかりみが深すぎる。

4.表現したい性

最後の項目です。表現したい性はノンバイナリー。
これは一つ前の自己紹介の記事でお話しした、私の代名詞にも表れているかなと思います。私の代名詞はshe/her/theyです。女性であり、周りからも女性と見られたいけど、恋愛的、性的に女性として見られるのは苦手という思いを込めて、この代名詞を名乗っています。
ノンバイナリーという言葉は聞いた事あるくらいの認識だったのですが、こうやって自分の事として深く考えてみると、凄くしっくりきますね。アロマンティックであり、infjである私の中の様々な要素が自分はノンバイナリーであると訴えているようです。


以上、anone,による私のセクシュアリティについての考察でした。冒頭でも言いましたが、振り返ってみてもやっぱりものすごく納得です。

今まで自分が周りと違う事に気付きつつ違和感に蓋をして過ごしてきた私ですが、最近になって自分を表す言葉をどんどん知って、思った事があります。自分が何者であるかを知るってとーっても大事。知ってるか知らないかで、自分に対する捉え方がこんなに変わるものなんですね。

“Sexuality isn’t a choice. Don’t let anyone say it’s wrong.”
私の好きなバンドのとある一曲に、こんな歌詞があります。初めて聞いた時から好きな歌詞ですが、今改めて考えるとやっぱり素敵ですね。私は私。自分を卑下しないし、周りにもそうさせない。強い女でありたいと思います。

今回も長くなってしまいました。
最後まで読んでくれた方がいましたら、本当にありがとうございます。寒いのでお身体に気をつけてくださいね。