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【映画】ジョゼと虎と魚たち|互いが互いのヒーロー

予告のジョゼが魚と泳いでいるシーンと、Eveさん(Eveくん?笑)の歌う予告を観てからずっと観たくて観たくて楽しみにしていた映画!!

想像以上に感動したし、泣いちゃいました(最近ほんと涙腺弱い…)

私アニメ映画めちゃめちゃ好きなんですけど、なんかアニメ映画って人間それぞれの成長を描写が描かれていて好きで、

しかもそれが、ファンタジーの中でありながら、現実世界の私たちにも通じるメッセージ性があるのがいいなって笑

今回のジョゼもそのメッセージ性というか、大切なコトというか、を感じましたので、拙い文章ではありますが、感想をゆる〜り語ってきまっす。

観た人は共感とか批判とかしながら、気になってる人も(ネタバレはあるが、)興味持ってもらえたら幸いです。

あらすじ:夢見る少年少女のボーイミーツガール

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大まかな登場人物は、車いすのわがまま少女、ジョゼ。

夢に一直線のバイトマンなイケメン大学生、恒夫。

そんな2人が夢と海と挫折を通じて、心通わせていくストーリーです。

以下は公式サイトから引用しました


趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きるジョゼ
幼いころから車椅子の彼女は、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを、大学生の恒夫に助けられる。

海洋生物学を専攻する恒夫は、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れをいつかその目で見るという夢を追いかけながら、バイトに明け暮れる勤労学生。

そんな恒夫にジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、あるバイトを持ち掛ける。それはジョゼの注文を聞いて、彼女の相手をすること。

しかしひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫もジョゼに我慢することなく真っすぐにぶつかっていく。

そんな中で見え隠れするそれぞれの心の内と、縮まっていくふたりの心の距離。

その触れ合いの中で、ジョゼは意を決して夢見ていた外の世界へ恒夫と共に飛び出すことを決めるが……。

あとあと、予告も埋め込ませておきますね。この予告大好きなの、特に海のところ。めっちゃ綺麗。

〇 心に残ったポイント

映画の感想とかっていざ文字に起こすとめちゃめちゃ難しいですね。笑

とりあえずどう書けばいいのか悩みまくった挙句、今回は私の心に残ったところとかを、書き綴りたいと思います。(雑か、笑)

※ネタバレとかあるので、控えたい方はUターンでお願いします〜

#2人と「海」と「夢」

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ストーリーも映像もこの物語には常に「海」
それぞれの描く「夢」について語られています。

恒夫は、メキシコにしか生息しない魚クラリオンエンゼルフィッシュ(なんかオレンジ色の魚)をこの目で見ることを夢見て、留学のために励んでいました。

そのきっかけが、小学生のころ近所のアクアショップで本来群れで泳ぐはずのその魚が1匹だけ入荷され、毎日観に行っていました。

その話を聞いたジョゼは

「その魚は、寂しくなかっただろうね」

と話します。

そして恒夫はバイト先のみんなにジョゼのことを語るとき、

「あいつ、ひとりぼっちなんだ」

と話していました。

ジョゼの趣味である絵も海を題材にすることが多く、

どちらも「海」と「孤独」が2人のなかで深く繋がっていると感じました。

また、ジョゼのセリフでは、

お前に私の気持ちなんかわからん!夢は夢や!!

と語り、「夢」は描きはするものの実現はできないもの。と考えています。

一方で恒夫は、留学を果たすため、資金を貯めるためバイトや勉強の時間も惜しまず、「夢」は実現するもの。と捉えています。

この「海」を「夢」観る2人の対比がこの映画の一つのテーマだと感じました。

#人一人が誰かを救う美しさ

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物語は、二転三転するんですが、その一つとして、恒夫がジョゼを守ろうとして交通事故にあってしまい、右足が動かなくなるかもしれないほどの大きな怪我を負います。

そして、あんなに努力した「夢」である留学の道が断たれてしまったのです。

決定していたメキシコの留学はなしになり、足は不自由となり、恒夫の心は絶望し、ついに見舞いに来たジョゼに「足の動かない恐怖」を伝えてしまいます。そこから二人の距離も遠ざかってしまいました。

その後ジョゼは、恒夫に好意を寄せるバイト仲間の舞と女同士の言葉の殴り合い(このシーンはすごかった笑)を経て、趣味の範囲でしかない絵で恒夫をどん底から引き上げるため、絵本を書き朗読します。

このシーン、ほんっとほんっと感動しました。号泣です。ぼろぼろ。

かつて恒夫はジョゼに外の世界のすばらしさを教えることでジョゼを救いましたが、

今度はジョゼが自身の絵という「夢」を使って恒夫を励まし救うんですよ。

誰かに愛される、心配される、ことってとても幸せなことだなと感じましたし、
「誰かを救いたい」って気持ちってすごく素敵だし、その思いが恒夫にも伝わったのかなって思い号泣してしまいした…。

タイトルにも入れたんですけど、まさにヒーローですよね!!

ジョゼは恒夫の、恒夫はジョゼの、互いが互いのヒーローっていうすごく素敵な描写でした。

#自己確立と2人の選択

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「夢は夢」と捉えていたジョゼは、恒夫のために創った絵本をきっかけに絵を仕事にするという夢を追いかけることにします。

足の怪我を負ってから絶望し何もやる気が出ない日々から、ジョゼの絵本をきっかけに、リハビリをし留学という「夢」にまた向き合います。

(てかなに、この関係めっちゃ素敵じゃないですか?笑)

この物語はこの「自己確立」が一番伝えたいことなのではと感じました。

2人は出会う前よりお互いどう生きるかに対して、強くなったであろうし、成長したんじゃないかなと感じました。

「夢」にも「人」にも向き合うことって、怖くて勇気のいるものだけど、その先にしか見えない景色があるんじゃないかな。そんなことを感じました。(なんかポエミーや…笑)

感想:向き合う大切さ

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(このジョゼめっちゃ可愛い。)

上映後は、「良い素敵な映画を観れたな、心が晴れやかな気分にしてくれる映画」だなと感じました。

ちょっと心が弱っているときとか見たら治癒能力ありそう。笑笑

私も誰かの人生のヒーローになれたら、なんてそんなことができたら、嬉しいことこの上ないだろうけど、まずは周りの人を大切にすること、想うことから始めたいと思います。

あと向き合うことも。人とも夢とも自分とも、目をそらさないでちゃんと考えて動いて感じていきたいと思います。

あとがき!

文章書くのってめっちゃ難しいですね。普段自分の感じたことを人にあんまり伝えないのもあるんだろうけど、語彙力なくて大変だった…。

このnote始めた理由の一つに、最近まわりの方々がブログとかに挑戦しているのを観て、誘発されて始めました。
やっぱ何かに取り組んでいる人観ると影響されますよね。笑
あとはわずかな焦り。なんか頑張ってる人みると自分もなんか取り組まなきゃ!ってなる。笑

次は、「そして、バトンは渡された」の本について感想を綴っていきたいと思います~(これめっちゃ感動した…)

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