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37歩目

人生の転機がいつ訪れるかわからないと言うのは周知の事実で、
抽象的な表現に終始してしまうが37年の人生、弱々しくもそれなりに自分の意志で歩を進めてきたつもりだ。
しかし、私の37歩目は半ば突き飛ばされた体をなんとか支える様な形で踏み出すこととなった。
自分の意思や思考は反映されず、ただただ反射的に足を出した。
力も入らず、また入れる気力も持てず。時に暗く冷たい地面も心地よいのではと感じる事もあった。
しかし幸運にも自分にとって良い方の転機もほぼ時を同じくして訪れた。
次第に足に血が巡り、ゆっくりと上体を持ち上げていった。何かを失ってポカリと空いた穴に、新しいものと、ずっとしまっておいたものをがむしゃらに詰め込んで無理矢理歯車として、37歩目もなんとか地面にめり込ませられたように思う。
少しずつ書き溜めている文章もその歯車の1つで、いつか小説を書いてみたいと言う小学生の自分が持っていた歯車だ。
どこまで形にできるかわからないが、錆びた歯車をキーキーと音を立てながら地道にを進んで行こうと思う。
#私がnoteを始めた理由  
#エッセイ  
#日記  
#小説  



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