見出し画像

#12 30代ワーママ会社員のわたしが複業の歴史をさらけだす話。

現状グラフィックレコーダーを名乗り、書いて考えることを軸に複業に挑戦している私ですが、最初からこの道をみつけたわけではありません。

・・・というかむしろ、しくじりもしてきました。

30代のワーママ会社員はいつ副業に興味を持ったのか、そこからいつ行動していまに辿り着いたのか、複業が気になってきたあなたの参考になることを願ってシェアします。

副業に興味を持ったのは独身時代

私は副業には独身時代から興味を持ってました。

当時今の夫とお付き合いをしていた私には大きな悩みがありました。

  • いつ結婚するのか(というか結婚できるのか?本当にこの人と?)

  • 結婚したらいまの会社を退職するのか(夫は転勤率高い仕事。もし今の人と別れても、そういう人多いだろうしリスクはつきまとう)

今の自分なら悩むだけでなく行動しなよ、と思う。本当は目先の副業うんぬんでなく、自分はどうしたいかキャリアを考えたらよかった。

いろいろ思うところはありますが、そんなキャリアについて考えることの大切さを教えてくれる存在が周りにはいなかった。残念ながら、当時の私はぽつぽつネットでキーワード検索をやっているだけでした。

とにかくキャリア自体を主体的に考えようという視点がたりずなんとなくもやもやしていた。会社員ができる副業候補であるブログに興味は持っていたものの、行動できなかった時代です。

副業にトライしてみた育休時代

紆余曲折あり、夫と結婚でき運よく会社を辞めずにすみ、さらに運良く妊娠まで至りました。バタバタで忘れていたキーワード「副業」。

育休に入り社会と断絶することで働くってなんだ?とようやく自分のキャリアを見つめ始め「副業」を思い出します。そうだ、ブログ、とか思っていたな・・・でも一人では何もせず(2度目)。

感染症拡大により外出もままならず加速する社会との断絶が辛い。誰かと話したい。追い込まれてはじめて人との繋がりを求め、オンラインコミュニティに参加する行動にでます(育休コミュニティMIRAIS)。これが私にとっては正解で、自分を見直すきっかけになりました。

そこでは同世代・子連れという似た環境の人が自分なりの試し打ちをしていました。正直、最初は眩しくて勝手に自己嫌悪しちょっと辛かったくらい。けど、周りに引っ張られて私も何かやってみようかな、と思えました。

初めて、私はネットでは何度も検索しながらも、数年行動してこなかったブログをやってみる行動に出ます。ネットを見る側から、ネットの1ページを作る側に初めて周った瞬間です。

副業を体験し、複業を知る

習うより慣れよ、体験学習、やってみることの大切さをブログは私に教えてくれました。

収益構造を検索して調べてみるとか、マーケティング要素とか、とにかく全てが新鮮でした。

小さな成功体験を重ねて、楽しいという感覚もありました。同時に、ちょっとしたずれも覚えるようになります。それは、「本当にこれを復職して世の中で超絶大変と噂されるワーキングマザー生活になってからも、ずーっと、続けていきたいか?」ということです。

副業をして何か成功体験を得ることは楽しいですが、一方で1日1日の作業がタスクに感じる瞬間がありました。あーあれもやっておかないとという感覚です。めんどくさいけど、頑張ろう、とか。

そんな中、たまたま出会ったグラフィックレコーディングは、すとんと必要性が心から納得できて、楽しい!!と思えた存在でした。さらに私は「複業の教科書」という西村創一朗さんの書籍に出会い、複業という概念を知ります。

いまこそ、あなたが「熱意をもてる仕事」を見つけるときなのです。 その時必要なのは、お金だけを目的とした「副業」ではありません。 本業ではできないことへチャレンジし、本業と共に成長していくこと。 それがこの本で僕が提案する「複業」なのです。

「複業の教科書」 西村創一朗 著より引用

私は、今ブログで何を得ているんだろうか。ブログは私にとって複業か?と疑問に思ったわけです。

そうだ、グラフィックレコーディングやろう


ある日、友人とオンライン作業会をしていた時のことです。

休憩で、突如何を思ったか「グラフィックレコーディングをインスタで発信してみようかな」と発言してみました。そうなんだ〜くらいで終わるかなと思ったのですが、「グラレコって何?」「検索してみたけど面白いね!」「やってみたらいいじゃん!」と背中を押されびっくりしました。

意外とみんなやってみたらって言ってくれた(失礼)。その体験が行動が遅い私の背中を押してくれました。

ある日こっそり、誰にも言わずインスタを開設しました。なんとなく「このコミュニティに入っている人同士だから」という理由だけでフォローし、フォローしてもらった経験がブログの時にあったのが心の重荷だったからです。心から楽しめない交流関係はもうやめよう、と決めました。自動的に稼げるいいねの数がなくなっても、全然苦にはなりませんでした。

リーチ力を上げるためにブログに関連したインスタを開設しよう、と思ったことはありませんでした(端的にいうとめんどくさかった)。しかし、グラレコのインスタは投稿するぞ!と誰にも期待されないものの勝手に燃え(開設直後GWに突入しても毎日投稿)、育てるためにどうしたらいいか、ストーリーズってなに?と調べる自分がいました。多少設定でつまずいて心が折れそうになつても、地道にとりくみました。

複業という考え方が好きです

気づけば、@maru_grarecoというアカウントは1年以上運営して、noteなども始められる状態になりました。もちろん本業に追われ発信できず悲しい日もありますが、発信できた日は嬉しい!と思います。毎日が楽しいです!

何よりも、1日の多くを占める母・会社員としての私とは異なる形で私の人生に彩りを与えてくれているな〜と思います。グラレコに留まらず、自己紹介を見える化するというアイデアや、モヤモヤ可視化、ビジュアルシンキング教室、と言った幅も少しずつ広がってきました。

もはや封印したブログ。決して無駄ではなかったと思います。ブログを通じて、収益化の仕組みや、複業に必要な最低限のスキル(発信や確定申告など)を学べました。

ブログは向いていなかったという自分の特性を知ることができたことが最大の経験でした。やってみて向いていなかったと納得できたことで、たとえグラレコ関連で収益化できなくても、ブログやっておいたらよかったと後悔する可能性がありません。やらない後悔よりやる後悔。

結論:いずれにしろやってみないと始まらない。〜しなきゃっておもうことは向いてないサイン

私のしくじりポイントは向いていないブログをやったことではありません。今よりは確実に時間があり、かつアンテナが立っていたにもかかわらず、独身時代に何もやらなかったこと。内容はもはやなんでもいいから行動に移しておけば良かった。起こして欲しかった。。

その反省を活かすために

①保育園の送迎や家事に追われても

②本業で責任は増えてきて、きづいたらあっという間に時間が経っていても

③オフラインでやる余裕はないなど、多少の制限があっても

30代はできる限り1mmでいいからやってみたいと思ったことを行動に起こそうと思っています。40代の自分が後悔しないように。

あとは、あーあれもやっておかないとという感覚、めんどくさいけど、頑張ろうは向いてない作業の判定基準にしています。これが意外と家事、本業にも活きています。向いていないことはできるだけやらない手段をさがす。

40代の自分がどう振り返るかが楽しみに、今日もiPadと一緒に図と文字を書いていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?