見出し画像

肉を食べない生活を2ヶ月半続けて分かったこと

まずはじめに、結論から話してしまうと、肉を食べない生活は2ヶ月半で終わりを迎えました。

はじめたきっかけ、食事内容、経過、なぜ2ヶ月半で再び肉を食べることになったのかシェアしたいと思います。

私の住むスコットランドでもプラントベース(植物性由来)のハム、ひき肉、加工食品を多く見かけるようになりました。

畜産業が環境破壊の原因のひとつとなって言われ、

多くの人がお肉を食べない、できるだけ食べない食生活にシフトしているからだと思います。

肉を食べない生活を始めたきっかけ

ネットフリックスの”ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実”、
”ヒトは食べ物でできている”を観たのがきっかけでした。

私にとって番組で特に印象的だったのは3点あります。

  • 世の中の牛肉の消費量が多くなるほど、ジャングルが切り落とされ平地となっている

  • 豚のふん尿が多くの人々の健康を害していること

  • 植物性たんぱく質のみで健康的な生活をしているトップアスリートが実在すること

その番組では植物性タンパク質のみでも記録を伸ばし続けているトップアスリート達が紹介されていました。

番組で紹介されたアスリートのひとり、イギリス人のボデイビルダーの彼の身体は引き締まっていてとても美しかったのです。

普段筋トレをしている私が、動物性たんぱく質の摂取から豆類のタンパク質摂取に変える。

そうしたら、どのような変化がおこるのか自分の身体で実験をしたくなりました。

また自分がお肉の摂取をやめて、ジャングルや野生の動物の危機を少しでも防ぐことができるのなら、と肉を食べない生活をはじめました。

肉を食べていた頃の食事と肉をやめた後の食事内容


肉を食べていた頃の食事内容

私は気に入ったものであれば、同じものを食べ続けることに苦はないので、ほぼ朝食、昼食は同じメニューです。

朝 オーバーナイトオーツ/プロティン/サラダ

昼 ツナ缶/サラダ/ゆで卵/パン

夜 ご飯+野菜+おもにチキンを週に2、3回、週1で豚ひき肉、肉を食べない日は豆料理

肉をやめた後の食事内容

朝 サラダ/オーバーナイトオーツ

昼 サラダ/ゆで卵/ひよこ豆/パン

夜 ご飯+野菜+豆料理

*卵は動物性タンパク質ですが、ゆで卵は食べていました。

肉をやめてからの変化(経過)

はじめた頃の心の変化

はじめた頃は自己満足度が高かったです。

新しい豆料理のレシピの開拓と発見があり楽しかった。

インスタグラムをみれば、豆と野菜のレシピがたくさん見つかるので、それを参考に晩御飯を用意していました。

特にカリフラワーの唐揚げには感動しました。

本当に美味しくて週に2度ほど作るようになりました。

はじめた頃の身体の変化

もともと野菜は多く摂っていたのでお通じに悩む体質でもなく正直なところ、特に変化はありませんでした。

1ヶ月を過ぎた頃の心の変化

食事の用意に負担がかかったきました。豆料理を少しでも美味しくしようとすると手間と時間がかかるのです。

また肉を食べていた頃に比べ油の使用量がぐっと上がりました。

豆の種類を増やしても、豆の食感自体はほぼ変わりません。

そこで豆を潰して粉をまぶして揚げたり、焼いたりして食感を変えようとしました。

必然的に油をつかう頻度が多くなっていきました。

できるだけ、脂質を控える食生活をしていた私には油を多く使うことのストレスが少しずつ大きくなってきました。

だからといって、豆を煮込んだりスープの料理を毎日とるのも苦痛に。

今晩は何を作ろうと考える日々が増えました。

1ヶ月を過ぎた頃の身体の変化

お通じは以前と同じく変化はほぼなし。やや水っぽくなったような気がします。

ただ顔がむくむようになりました。体重は変化していないのに両親とTV電話する度に顔が丸くなった、太ったと言われました。

体力的にはほぼ変化はありませんでした。

2ヶ月を過ぎた頃の身体の変化

私よりもさらに厳格な食事生活をしている夫は体重が減ったと喜んでいるのに私は全く変化なし。

この頃から空腹感がひどくなってきました。とにかくお腹が空いてたまらない。

食後でもすぐに何かを食べたくなる。ご飯一膳じゃ、とても足りない。

パンもたくさん食べたくなる。

普段、お菓子はあまり食べなかったのに、ポテトチップスやクッキーをガツガツ食べるようになりました。

自分に必要なタンパク質の量が摂取できていなかったから、身体は炭水化物をとって補おうとしていたのだと思います。

そして、いつも肌寒かった。真冬でもないのに、寒くて昼間も暖房をつけていました。

2ヶ月を過ぎた頃の心の変化

もうやめたい。肉食べたいといつも考えるように。

仕事中も犬の散歩中も食べ物のことを考えていました

そして再びお肉を食べるようになった

お肉をやめてから私の食生活は良くなるどころか悪くなったので、やめました。

主に5つの理由からです。

  1. いつも空腹で落ち着かない

  2. お菓子を爆食するようになった

  3. 身体が寒くてたまらない

  4. 晩御飯の用意に時間がかかる

  5. ごはんの時間が苦痛になった

久しぶりにお肉を食べた時の衝撃

2ヶ月半ぶりに鶏肉を食べた時の感覚は素晴らしいものでした。

身体の内側からじわじわとパワーは湧き上がる感覚、そしてぽかぽかと暖かくなりました。

動物性タンパク質を摂ることが、こんなにも大事なことなんだと思いました。

最後に

これを読んで、さまざまな意見があるかと思います。

どれが正しいとか正しくないかとは誰も決めることはできないです。

私はこの2ヶ月半の経験に基づき、これからもお肉を食べる日、食べない日をバランスよく続けていこうと思います。

この記事が参加している募集

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは2025年一時帰国した際に本屋さんで使わせていただきます。