「アタラクシア」を読んで|読書感想文
スコットランドから一時帰国中のまると申します。
金原ひとみ著「アタラクシア」の読書感想文です。
あらすじ
男女6人のお話です。
由衣はパリに一時期モデルとして過ごすものの、日本に帰国。ファッション雑誌関連の翻訳の仕事をしている。
なんとなく結婚をして、なんとなく過ごす日々。
由衣がなんとなく結婚した男性(桂)は由衣のことをとても愛している。桂は由衣が自分を愛していないことも承知している。それでも彼女が好きなのだ。
由衣はパリで生活している時に出会った男性(瑛人)と日本で再会。その彼と恋に落ちる。瑛人は独身のフレンチレストランのオーナー兼シェフだ。ビジネスに成功したように見える瑛人だか、心の中で葛藤と戦い続けている。
瑛人の店フレンチレストランのパテシエの英実は夫が浮気をしている。家にもたまにしか帰ってこない。その鬱憤晴らしに息子に暴力を振るう英実。
ファッション雑誌の編集部で働く真奈美は愛人がいる。真奈美の旦那はアルコール中毒+DV旦那。子供と3人の生活。なぜか逃げもせず結婚生活を続けている。
由衣の年の離れた妹の枝里は大好きな男が思い通りにならず、遊び相手を探す日々。姉の由衣が大嫌いだ。
感想
登場人物全員が幸せじゃないお話。どこかに救いがあるとすれば、どこだろう…と考えてしまう。
Amazonオーディブルのナチュラルボーンチキンが最高に好きなお話だったから、また好みの男性がでてくるかしらと期待して読み始めた。
けしてつまらないと言っているわけじゃないです。でも最後まで全員が不幸なのは、やっぱり嫌です。
幸せいっぱい過ぎるnoteや小説もあまり好きじゃないけど、全く幸せじゃないのも嫌だよね。いちいちうるさいね私。
おまけ|一時帰国で必ず食べるもの
●黒糖ロール(マーガリンが入ってない方)
子供の時から好き。一時帰国中にいちばんよく食べる。
●ブルボン ルマンド
こうゆう食感のお菓子はヨーロッパにはないのです。
サクサクッがたまりません。
おわり
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