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「居場所」作りって、大事。だけど大変。

こんにちは。まるです。
2/15,16の二日間の日程で行われた「第15回全国若者・ひきこもり共同実践交流会inとちぎ」に参加してきました。

全体会や、分科会で沢山のお話を聞くことが出来ました。
分科会は、初日に6つ、2日目に11あり、僕は「10代会議」と「居場所」の分科会に参加してきました。
2日間を通して、「居場所の作り方」について強く感じたことがあったので記録として書いていきます。

今回は、2日目の午前中の「居場所」の分科会でのお話を中心にします。
(語りきれない部分はまた別の記事で出します…!)

(注意)私の主観で書いたノートを参考にした部分も多いため、間違っていた部分があれば、随時修正致します。

居場所は自分も利用者も一緒に過ごす

なぜ居場所を作るのか?これが居場所分科会で最初に話されたことでした。

話したのは西野博之さん。川崎を中心に、居場所について活動を続け、行政にも参加されている方です。
(実は、僕がこの方を知ったのが今回のフォーラムでした。まだまだ僕の世界は狭かった。)
支援する側が労働としてお金を貰うことに違和感を抱いたと話されていました。

なぜ居場所を作るのか?利用者を出汁にして、自分が評価されようとしていないか?
居場所を作るときには利用者を守る「責任」が伴う。

良い居場所とは何か、しっかりと考えるために必要なことを教えていただけたと思います。

少しの場所でじっくり、多くの場所でたくさんの人と

秋田で居場所作りのネットワークを広げる、大屋みはるさん。
大屋さんからは、都市部とは違う居場所作りについてお話を聞くことが出来ました。

秋田は、広い土地、少ない人口のため、居場所を作っても人が集まりにくいそう。
そこで、様々なタイプの居場所を各地に用意し、居場所同士の連携を作っていくことに。
利用者は居場所ごとに違う活動から学びの幅が広がった。居場所を用意する支援者にとっても、たくさんの利用者と出会う「学びの場」になっているとの事でした。

個人によって相性という物もあるため、ある場所が合わなかった時に紹介して欲しいのは、「今とはちょっと違う場所」。
秋田で行われているような連携は、他の地域でも居場所作りに必要な考え方だと感じました。

また、この時に大屋さんはこんなお話もされました。それが、「少しの場所でじっくり取り組むか、多くの場所に広く手をまわすか、最近考えている」ということ。
信頼というものには、時間をかけて出来上がる面もあります。
1人に向き合うこと、多くの人に機会をもたらすこと。どちらも必要な事には変わりないですが、同時に行うことは難しい。それぞれを行う人がいることで「支援」というものは成り立っていくのだろう、僕はそのように感じました。


居場所は、求めている人も沢山いるし、作っていきたいものだと感じました。重要性の話は確実に広まっています。
ただ、それを作るには課題もあるし、しっかりした準備が必要だと痛感しました。

この後行われた、参加者同士の交流会、そしてその他の出来事で「居場所」について感じたこともまだまだ沢山あります。
次回の記事で、それについて書く予定です。

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