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「5W1Hの質問」がダメな理由

「5W1Hの質問」は、「なぜ?」と相手を問い詰める。
「5W1Hの考え方」とは全く違う。「似て非なるもの」だ。

なぜなら……

・「5W1Hの考え方」は、情報を5W1Hの視点で整理。
・「5W1Hの質問」は、質問のふりをした攻撃。

「5W1Hの質問」は、質問のふりをした攻撃だから……

「質問される人」は精神的に追い詰められるだけだし、「質問する人」の不安と不満が解決されることもない。

なのに、子どもや配偶者に「5W1Hの質問」をする人は、けっこう多い。

・これ「どこで」買ったの?
・これ「いつ」買ったの?

「どこで」「いつ」と聞いているけど、Where(どこで)やWhen(いつ)を問題にしているのではない。

問題にしているのは……
「どうして、(こんなモノ)買ったの?」というWhy(なぜ)だ。

「5W1Hの質問」はWhereやWhenなど、いろいろな形をとるけど、結局「なぜ?」と相手を問い詰めている。

「なぜ?」という問いかけの根っこにあるのは、相手への不満だ。
なのに、原因を明らかにするという「理性的な質問」のふりをして、相手を攻撃する。

「5W1Hの質問」は、相手より立場が上だと思うからできる。「上から目線」の産物なのだ。

「5W1Hの質問」は、「自分には非がない」ことが前提だ。安心して相手を攻撃できるから、始末が悪い。

「5W1Hの質問」は、相手を追い詰めるだけだから、相手から問題解決のヒントを得られる可能性はない。

「5W1Hの質問」は、誰も幸せにしない「悲しい行為」なのだ。

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