ノートを作るべき?
これまでさまざまなノートを公開してきましたが、私は勉強する時にノートが必要な人間です。書いて整理して、書いて覚えるタイプです。大学に入ってからもレポートの材料集めやテスト勉強にはノートが必須です。高校までは、いかにノートをきれいにまとめるかに心血を注いでいました。
しかし、ある時日本史先生が「授業プリント」なるものを配布するようになりました。さらに授業スピードが上がった世界史でもプリントが配られるようになりました。ノート派の私にとっては大打撃です。いかに板書と先生の話をうまくまとめるかを考えていたので、重要語句を穴埋めしていくだけのプリントでは満足できません。
なんとかノートを書こうと抗ったのですが、プリントを埋める前提で授業が進むのでノートが追いつきませんでした。()に入る語句がわからなければ本末転倒なので泣く泣く授業中は授業プリントを使用することにしました。しかし、ただお穴埋めをするだけでは物足りないので余白に色々書くようにしました。教科書に載っていない豆知識や先生の余談の方が頭に残るので板書しないことやプリントに載っていないけれど先生が話したことをメモしておくようにしました。
やはりノートを作ることを諦められなかったので、自分でノートを作ることにしました。目的としては「教科書まとめ」です。ノートを作るタイミングとしては主に定期テスト前です。私は世界史と日本史選択だったので、暗記が必要でした。しかし、学力的に英語と数学に時間を割く必要があったので、歴史は最低限の勉強でした。歴史のテスト勉強としては「ノートを作る・も問題集を一度解いてみる→テスト前日に課題を終わらせる」の2段階です。
テスト前日までに自分で教科書や資料集の内容をまとめたノートを作ります。この時に先生の話していた重要事項なども思い出しながらメモしておきます。ここでしっかりとインプットしておき、まとめが終わると問題集を一度解きます。この時は冊子には書き込まず、ルーズリーフやノートに解きます。そして、テスト範囲のまとめをテスト前日までに終わらせ、テスト前日には、問題集に書き込んで問題を解きます。この時にノーミスとなることを目指します。定期テストは教科書と問題集からしか出題されませんから、前日に問題集がノーミスであれば80点以上は取れました。
「満足する」ノートを作るためには、まとまりを良くするために教科書の文章を要約したり、図を書いたり、年表をまとめたり、資料集の情報を差し込んでおいたりと、脳内で整理して工夫する必要があるので、ただ聞くよりも脳に残りやすい気がします。
英単語や漢字を「書いて覚える」という方は書きながら記憶を整理するタイプだと思うので、ノートを作るべきだと思います。
最近はタブレット端末やPCの普及で紙媒体が必須ではなくなっていますが、ノート作りが性に合う人、プリント学習では物足りない人もいると思います。そのような場合は、ノートで情報を整理するのもおすすめです。
ノートの良いところはもう一つあり、自分のやったことが目に見えることだと思います。大学受験が終わってから部屋を整理すると、何十冊というノートが本棚や机から出てきました。
私は自分を褒めながらなんとかがんばってきたので、増えたノートは自分の努力の証明のようで誇らしかったです。
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