読書記録(さよならをするために)
どの作品もめちゃくちゃ主人公に感情移入してしまった。
「恋はふたりの意思で始まる。けれど終わりの意思は片方でいい。どちらかが終わったと思った時に、恋はすでに終わっている。」
さよならを言う方は良いよ。それでその恋を終わりにできるんだもの。
でもさよならを告げられた方はどうだろう?
心のどこかに終わらずに残ってる恋というのはとても良くわかる。
高校時代、好きで好きで仕方なかった彼女に振られた恋を終わりにできたのは30年以上経ってからだよ。
SNSで再会して、その時に何故だか、当時お付き合いしてくれて、人として成長させてくれたお礼を素直に言えて、そこでやっと一区切りついた。
昔の彼女と再会したのが昨年12月だったから、この作品の女性たちの気持ちは良くわかるような気がします。
良い作品を良いタイミングで読めた。
とても心に沁みました。
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