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今後の展望

やっと6月からの仕事が決まった。

前職に続き派遣事務。

育休の方の代替として期間限定のお仕事。

営業担当の方とお会いした時、期間限定であることをデメリットに伝えられたが、私はむしろ限定の方がありがたかった。

なぜなら新しい目標ができたから。

その目標に辿り着くための力が0に等しい私のお尻を叩くには、ここまでにこうなろうと思える期間的な終わりがある方がありがたい。

また、事務という仕事や派遣という働き方自体、長く続けようと思って始めたわけではない。

そもそも約3年前、正社員ではなく派遣で働こうと思った理由も、その時正社員として働きたいと思う企業がなかったから。

というより自分のやりたいことが見つからなかった。

早く大学を卒業して働きたいと心待ちにしていたはずの新卒で入社した会社でさえ、約1年も経たずに退職した。

だから、ここで働きたいという気持ちを沸かせることが怖かったし、
自分が何をしたいのかもわからず、
そもそもその欲望自体正しいのかさえわからなかった。

ならばまた、働きたいと思える企業ややりたいと思える職に出会うまで無理して転職活動をする必要はないと思いこの派遣という働き方を選んだ。

ただ、実際派遣として働く中で認識の違いに気づいたことも多々ある。

正社員であろうが派遣であろうが雇われ方が異なるだけで、実際行う内容も責任も同等。

取引先やお客様には『派遣なので』なんて理由はもちろん効かないし、雇ってくれる会社によっても働く社員の1人としていい意味で差別なく業務を与えてくれる。

残業時間や業務負担量も、『正社員だから残らないといけない』『派遣だから業務が少ない』わけではなく、その人の心の強さと力量によって雇用形態に関係なく個々が勝手に調整している。

みんなが残っていても自分の業務が終わればさっさと帰る正社員の人もいるし、仕事ができるが故に誰よりも業務を抱えて頼ることもできず遅くまで働く派遣の人もいた。

業界による特色も感じてはいたが、
派遣だから楽だろうと思っていた当時の私にとってこの認識のずれはいい社会勉強になった。

だから私の中では雇用形態を格段重視しているわけではないが、できればお給料が年々増加するであろう正社員の区分でいつかはまた働きたいという思いもだんだん強くなっていった。

そうはいいつつ、
派遣事務として働いていた間に私は同棲・結婚と生活スタイルが大きく変わった。

これまでより自分自身の人生について長くそして広く考えることが増えた。

それゆえただ正社員になりたいという考えとは少し異なる新たな目標もできた。

それが、
無理せず楽に楽しいと思える仕事をすること。

100人いたら90人にはそんな簡単なことじゃないと言われるんだろうけど、私は本気でそうなりたい。

ひとつずつ自分に落とし込む。

無理せずというのは決して残業が全くないという意味ではないし、寝ているだけでお金が入るという意味でもない。

仕事は他人の要望を叶えてその代わりに金銭を受け取るものだと理解している。

だからもちろん無理はつきものだとも理解している。

しかし家事と両立できないほどの残業があったり、全国飛び回る馬力が必要だったり、子どもとの時間が取れないなんていう無理はしたくないと思った。

私にとって1番大事なことは夫や家族、数少ない友人が幸せでいること。

そしてその思いは彼らにもあることだと、ありがたいことに教えてもらった。

私が幸せでいることが自分の幸せだと言ってくれるような人がいる。

だから、自分を犠牲にするような感覚を与える無理は受け入れないと決めた。

それが私にとっての無理しないということだ。

次に楽に働くということについて。

これは過去の経験から学んだひとつの心得でもある。

新卒で入社した会社は私にとって楽ではなかった。

というより、私が勝手に無理でしかない無理をやりがいだと勘違いし、楽を履き違えたまま入社した。

新入社員こそ明るく元気にハキハキと!が好まれるという考えの元、それを全うした結果自分で壊れた。

元々接客が好きだ、誰かの役にたつならば自分の時間なんていらないと思っていたけど、そんなことは全くなかった。

接客は苦手なのに得意なフリだけが人より上手くなり、誰かの役にたつにつれて自分がわからなくなっていった。

だからあの会社がダメだったわけでは決してなく、私が私をよく理解していないまま上部のいい人ゲームを社会人になっても続けようとした結果、学生時代とは比にならない責任と時間がのしかかり、やっと壊れることで私にとっての苦痛だったのだと気がついた。

あの時は自分を恨んだが、今では絶対通ってよかった道だと思っている。

仕事に関してだけでなく人生を通して自分の足枷になったであろう、自分でも気づいていなかった仮面を剥がすきっかけになった。

1日の多くの時間を使う仕事だからこそ、できるだけ自分らしく過ごしていたい。

いくら叶えたいと思うものでも、楽しいと思うことでも、それらを達成するために、あまりにも自分とかけ離れた状態が必要な仕事をしている限り、その無理はいつか楽しさも夢も奪う。

自分を壊す。

だから自分とかけ離れた力ではなく、自分に備わった力で働くこと。

それが私の中で楽に働くという意味だ。

楽に働くという面では経験と共に自分と向き合い自分に近づくほかない。

最後に楽しく働くことについて。

これは、多少の無理を犠牲ではなくやりがいと思えることを仕事にしたいという意味だ。

無理にもボーダーラインがある。

私は運良く1社目を経験したことにより、身体的にも精神的にも無理が無理でしかないと思うラインは把握できている。

だから私の大切にしたい人が悲しむような無理はしない。

だけど、これまでの人生を振り返ると、とっても辛かったししんどかったのにすごく楽しかったと思えることにも多々出会ってきた。

それは私自身の経験だけでなく、
夫や友人を見て、大丈夫?と思うような過ごし方をしていたとしても、なんだかすごく楽しそうだなと思ったり、思わず自分にもその熱意やワクワクが伝染してくるような状況を見ることもあった。

心の底から楽しいと思えるものは、無理が犠牲ではなくやりがいとなって、周りの人にもその幸せオーラが伝わるんだと実感している。

だからこそ、周りをも巻き込めるくらい自分が楽しめることを仕事にしたいと思った。

私の働き方目標をまとめると、
身体的にも精神的にも大事な人たちが悲しむような無理はせず、仮面を外して自分らしさを活かしながら楽に、なにより大事な人たちにハッピーオーラを伝染できるくらい自分自身が楽しめる仕事をする。

そしてこの無理をしないということと楽にという部分は、ここ数ヶ月で自分の仮面が外れてきたことと数年仕事をしてきたことで大体わかってきた。

これは今後の経験や生活スタイルの変化によっても変わりうる可能性はあるが、現時点では納得いくラインが見えている。

そしてなによりもがいていた楽しむという面。

ここがこの2ヶ月でわかってきた。

それが『心をほぐすものをつくる』ということ。

『心をほぐすものをつくる一員になる』ことが、私にとって無理もやりがいだと思えるくらい楽しく、本気で叶えたいと思えることだ。

この2ヶ月で私は私らしくなった。

だんだん仮面が剥がれていく中でも中心にずっと残っていたものがある。

自分も他人も癒したい、その人らしくありたい、いてほしいという気持ち。

その矢印が自分にも向いていることに気づいていなかったことに気づけた。

私はこれまで、何度も迷いつまづいてきた。

自分が何者かもわからなくなった。

きっとそれは今後も無くなることはない。

だけどその度に私を私らしく戻してくれたものがある。

場所や時間、物やサービスに関係なく、心を溶かすような、ほぐしてくれるような何かがいつも私の満タンになったコップに穴を開けてくれた。

私を私らしく、そして明日を少し楽しみにしてくれるような、そんな余白は私にとって最大の生きるエネルギーだった。

それと同時に、私が周りの大事な人に与えられて嬉しかったこともそんな余白だった。

その人がその人らしくいてくれること。

正解かどうかわかんないけどまぁいっか、
なんかどうでもよくなったなぁ、
うーん風が気持ちいい、
そういえばあれやってみたかったんだよなぁ、
明日やってみよっかな。

背中を押す力はないかもしれない。
手を引っ張ることもできないかもしれない。
ただ横にいて同じ方向を向くことしかできないかもしれない。

だけどそんな心の余白をつくれたとき、
私の大事な人は今日より明日に笑顔が増えている。

それが私のなにより楽しく生きる価値だ。

この流れの早い時代の中、
一息つこうよって、少し休もうよって
立ち止まることは
簡単なようで案外難しい。

だけど
私は無理してでもそれを言える人でありたい。

身近な大事な人たちだけでなくその友達、またその友達と広げていきたい。

そのためにも
横に座って同じ方向を見るだけでなく、
『心の余白』や『心を溶かしほぐすもの』を色んな手段を用いて作り出せる人になりたい。

私はそのひとつとして『届ける』ことを武器にしたいと前に考えた。

この世にある人もものもサービスも空間も、全てに色んな想いがこもっている。

私と同じように誰かの『心をほぐしたい』と思いを込めて作られたものもたくさんある。

それらの思いを私のように求めている人に届けることは、一つの武器であり、想いがどんなものから作られているのか、思いを表現する色んな手段を知れるきっかけにもなるだろうと考えた。

そこで
この期間限定を活かしてざっくり仮の目標を立てた。

2024年12月までに『届ける』力をまずはつけよう。

2025年3月までに『副業』として金銭を受け取れるようにしよう。

2025年12月までに月+5万円を目標に『実績』をつくろう。

2025年3月末、期間終了予定までにこの武器を本業にしよう。

このくらいざっくりのほうが私には合う。

自分の気持ちを高めるのは得意なはず。

このざっくり目標を軸に、心がほぐれるものを始め『想い』を表現する数々の手段をたくさん吸収して、どんな一員として参加しようか模索していこう。

考えるだけでもワクワクするのに実現したらどうなるんだろう。

未来の私を楽しませられるのはほかでもない今の私だよ。

がんばろう。楽しもう。


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