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タイでニューハーフが多い、根本の理由1

ほほえみの国「タイ」
その側面の1つに性へのオープンさ、多様性も含まれる。

中でも、日本でも知られているのは
「ニューハーフが多い」という事実だ。

なぜ、タイだけがニューハーフが多いのか?
例えば、近隣のマレーシアやシンガポールには
そのような文化は全く、存在しない。

その違いは何なのか?

現地で聞いた話と体験、世界の歴史的な背景から
レポートしてみたい。

・・・

2016年夏。

僕はタイ・バンコクを訪れた。
起業家仲間と共に、南国でゆったりするためだ。

タイは観光大国で、世界でも観光での
リピート率はNo.1というデータもある。

日本人の僕は、タイに6回も訪れた経験がある。
(マイル修行のためでもあったり)

一体、何がそれほどのリピートを生むのか。
日本人として感じる理由は、、、

・ご飯がおいしい
・安い
・南国のオープンな気質

の3つが大きいと思われる。

欧米を旅すると、途端に食べたくなるのが
アジアのテイストだ。

香辛料、にんにく、しょうゆなど強烈に食べたくなり
現地に着いて2日目にはラーメンを食べている、場合が多い。

タイは美食の国、とも言えるかもしれない。
トムヤムクン、カオマンガイなど有名だ。そして安い。

本題に入るが、南国のオープン気質と
タイ独特の性に対する寛容さは特殊極まりない。

男性であれば、夜のサービスを目当てに
この南国の楽園を目指す者は多い。

ただ、僕が注目したのは性別に対しても
オープンであった部分だ。

冒頭に戻るが「なぜタイにはニューハーフが多いのか?」
この理由を現地で聞いて衝撃を受けた。

その前に1つだけ、現地でのエピソードを聞いてもらいたい。
「マクドナルドで美女に逆ナンされた話」だ。

・・・

友人と別々の便で現地入りした僕らは
深夜に到着する友人と合流するためにマックにいた。

12時すぎ、彼が到着した。

店内で注文を済ませ、席に座っていると
通路を通った女性が肩に軽く接触して通り過ぎる。

決して狭い店ではないので、不思議に感じたが
それが1度でなく2度3度続いた。

女性は4人グループで、5mほど離れた席に着いていた。

そちらを見ると、クスクスとほほえみながら
僕たちの方を見ている。

「なんか明らかに意識がこちらを向いてるような...」

すると、彼女達の1人が僕たちに向かって
ウインクをしてきた。

まさか、こんな事は日本でも滅多にない。
タイは素晴らしい国だ笑

そうして、じっと彼女達を見ていると気づいた。
「あっ、レディボーイの方達だ」
彼女達はどうやら元男性だった。

ただ、ここで新鮮な衝撃を僕を襲った。

日本で元男性の人がこんなに積極的に
自信満々でアプローチしてくる事なんてありえない。

そう感じたのだ。

彼女達は、この世界では性的にマイノリティな存在だ。
これまでマイノリティな存在は抑圧され
自信満々には生きにくい環境だったはずだ。

では、なぜ彼女達は
こんなにも自信を持って生きられているのか?

それが、とても不思議に感じたのだ。

・・・

そして、この疑問が僕が
自分の世界観を大きく変える体験に繋がっていったのだ。

つづく。。。

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