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Google BardにAI画像読み取り機能が追加されたので、自分の絵の感想をもらった

Martin

Google Bardの英語版が画像読み取りに対応したので、自分の絵の感想をもらえないか試してみました。また、Bing AIも気づかないうちに画像読み取りに対応していたのでついでに試してみました。

以前はAIに自分の絵の学習を元に絵自体を作ってもらいましたが、今回は描いた絵の感想をAIにもらおうと思います。

Bardは大胆派、Bing AIは慎重派

Bardと BingAIではだいぶ返答の種類に違いがありました。Google Bardは感想や意味の解釈をしてくれます。BingAIはどちらかというと描いてあるものそのものの分析をしてくれます。

描く側からすると意見や感想をもらえるという意味でGoogle Bardのほうがおもしろいし、発見がある、という印象でした。

性格に例えるとGoogleBardは大胆派で、間違っていてもいいのでどんどん思ったことを言う口数が多いタイプ、BingAIはわからないことは言わないで確実なことを言う慎重タイプといったところでしょうか。


今回はひとまず3枚の絵で試してみました。

1枚目


Google Bard

続き

かなり具体的に読み取ってくれました。ちらほらおかしなところはありますが、かなり精度が高いです。後半の感想は人による部分にはなりますが、 Bardの感想はこんななんだ、とちょっとおもしろく読みました。

最後の方の飛行機の種類などはあまりにも具体的すぎて難易度が高いことに挑戦してくるな、と言う印象です。ちなみにB747ではないのでまちがっていますが、そこは正直どうでもいいです笑。

また、アラスカやカナダでもないですが、これは学習に用いられた画像が英語圏のものが多いからそうなったのかな、と推測しています。あるいは現時点では英語のみ対応なので、日本語入力すれば、日本の地名が出やすくなるかもしれません。

Bing AI

BingAIの回答は、Google Bardよりもあっさりしていますね。Bing AIは慎重派なのかもしれません笑。Google Bardの方がまちがってもいいので積極的にあれこれ言おうと言う感じを受けます。

もう少しくわしく聞いてみましょう。

この絵についてではなく、抽象芸術の説明に入ってしました。聞き方をもっと具体的にすればよかったかもしれません。

2枚目

Google Bard

けっこう抽象的に描いたのですがちゃんと桜の木だと認識してくれました。Google Bardは意味についての考察をけっこうしてくれます。もちろん、描いた本人からすればそれは違うよ、という部分もありますがそれはそれでよくて、なるほどこういう風に見えるのか、というような感想をもらえるのは体験としてよいです。これは人間相手でも同じで、何かしらフィードバックをもらえるのは発見につながります。

Bing AI

やはりBing AIは見た形そのものを言う傾向があります。意味の解釈はありません。最後の「白い背景はひび割れたりすり減ったりしたようなテクスチャーがあります。」は非常に的確です。

3枚目

Google Bard

これはかなり抽象的な絵なので、どういう風に解釈してくれるか気になっていました。全くそういう風に描いたつもりはなかったのですが、「ギターの絵」と解釈したようです。とはいえ、「なるほど、確かにそう見えなくはない」と思いました。むしろ、無意識のうちにリズムのようなものを描いていた部分も確かにありそうだと気づかされました。そして、先ほどの桜の絵でもそうですが、Bardは絵を「贈り物」と解釈する傾向があるのかもしれません。

Bing AI

途中で切れていますが、これでほぼ感想の全文です。幾何学的な形の分析をしているかのようです。

やり方

Google Bard

現時点では日本語版で使用できないので、言語を英語に変えることで使用しました。こちらの方のツイートを参考にしました。


Bing AI

これはiPhoneアプリのBing AIで使用しました。PC版ではまだできないかもしれません。追記：PC版でもできるようになりました。

チャット欄の読み取りマークのようなところを選択して、一度カメラを起動してから画像を選ぶボタンを押すと読み取らせることができます。

補足：プロンプトや設定など

絵を送るときのメッセージ（プロンプト）は Bardでは「What is this image?」でBing AIでは「この画像は何ですか？」です。

Bardの画像読み取りは現時点では日本語に対応していませんので、Google翻訳したものを載せました。なお、Bing AIの返答の精度の設定は「創造的に」にしました。

おわりに

今後もたまに気が向いたらGoogle Bardに絵を見せて感想をもらおうと思います。

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