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ドラマ「ギルティ 悪魔と契約した女」

2010年放送
菅野美穂・玉木宏W主演
「ギルティ 悪魔と契約した女」
わたしの大好きなドラマ。


菅野美穂(以下菅ちゃん)が好き。
本気な演技が好き。
いや、
演技じゃないでしょってくらい本気なのが好き。
そして、
周りも本気だから好き。
もちろん内容も好き。

あらすじ

15年前に起こった悲劇の謎を探り、罪を犯した人間たちに復讐を遂げるためにひとりの女が動き出す。復讐こそが生きる意味となった女と、生きる意味そのものを見失った男。それぞれの想いが交差し、やがて驚愕の真実へとたどりつく。

アマゾンプライムビデオ

まず表情。
必見。
優しい顔、
抜けた顔、
怒った顔、
泣き顔。
残念ながら、
内容的に無邪気な笑顔はないけれど、
相手の言葉を受けて表情が変化する様子は感動する。
内容的に狂気的な表情を見せるけれど、
それもまた悪そうでとても良い。
いい人を演じる面と、
悪魔のような無慈悲な面と、
素の彼女(野上芽衣子)の面。
いろんな彼女が演じ分けられていて、
目が離せなくなってしまう。
何度も観ているけれど、
何度でも魅れる。



内容が内容だけに、
ちょっと演技が大きいような気もする。
でもそれが余計に惹き込ませるのかもしれない。
連続ドラマではあるけれど、
映画のような見応えがある。
敵の心理・思考を深読みして、
より不自然のない自殺へと追い込む。
そりゃ良いことじゃないよ。
でも、敵の逃げ道をとことん塞ぐのだ。
選択肢がなくなる。
そして情け容赦なく決断させてしまう。


でも、
深層に近づくにつれ、
ヴィランのヴィランっぷりが加速する。
どんなに逃げ道を潰していっても、
念には念を入れ準備しても、
決して自ら死を選んだりしない。
どこまでいってもヴィランなのだ。
負けず嫌いで、
負ける奴がすべて悪いという思考。
自分にとっての利益のため、
周りがどうなろうと関係ない。


悪役側を振り切って演じている役者さん。
金井勇太演じる溝口猛、
吉田鋼太郎演じる宇喜田元、
柏原収史演じる三沢準。
ネタバレで申し訳ない。
でも宇喜田の死に様は凄いと思ってる。
それは、
松田優作の「なんじゃこりゃ~!!」や、
北斗百裂拳をくらった奴並の、
いやそれを超えるインパクトだったと思っている。
ちなみにどちらも観ていないけれど。
このドラマが吉田鋼太郎を知ったと思うが、
かなり強烈な印象を残した。


ジャーナリスト役の唐沢寿明も、
あいも変わらず濃い役だ。
この人に関しては半分はアドリブなんじゃないかと思ってしまう。
ちょっとふざけた感もあるのに、
浮きすぎず、
シリアスな内容の中でもバランスをとれるいい役だった。


そしてやっぱり、
菅ちゃんと玉木宏のガチンコ。
これほんと凄い。
何度観てもやばい。
本気じゃん。
本気すぎる。
どっちが先かわかんないけど、
本気だから、
対する側も本気で、
本気 vs 本気だから、
惹き込まれちゃうんだよね。
体痛かっただろうな~。
痣だらけになったんじゃないかな~。
玉木宏、
よく頑張ったよ。
ちゃんと菅ちゃんを受け止めてくれてありがとう。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
明日からの菅ちゃんの新ドラマ楽しみ!!

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