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おはようございます、Martです。

デジタルサイネージというと、一般にはまだなじみが薄いかと思いますが、
「看板がデジタル化されたもの=電子看板」といえば、いくらかなじみやすさも出てくるでしょうか?

看板の表示を電気的に変えることで、伝えたい内容を多重化したり、目立ちやすくする、というメリットが得られます。
しかも、一度設置してしまえばわずかな電気代だけで動きますので、低コストで手軽におこなえるところもポイント高いです。

たとえば、パン屋さんの場合は今(○時に)焼上がったパンの種類を時間の経過とともに変えていくとか、人気商品の焼き上がり時間をその日毎に変えていくとか、値段の下がったパンの特売情報をのせていくとかが簡単に行えるようになります。

これを店の前にかかげておけば、道行く人に「あ、今このパンが焼きたてなんだ!」とか、「あのパンは○時に焼き上がるから、その時間に来てみよう」とか、「今あのパンがお買い得だから買っていこう」とかのキッカケが作れますので、売上アップに役立つことでしょう。

もちろん、店の前にポスターを掲示したり、呼び込みをするなどでも行うことはできますが、“目立ちやすさ”や“安く手軽にできる”などのアドバンテージはまだ電子看板の方が上かと思います。

きょうは、このあたりを少し解説していきたいと思います。

電子看板は高い?

以前「スモールビジネスにもデジタルサイネージ」というタイトルでお話しましたが、デジタルサイネージ=電子看板は、ものによってはかなり安く設置することができます。

たとえば、店頭に立て看板をつけたり出し入れして使っているお店の場合、その立て看板の一部を電子看板にすることで、比較的簡単にデジタルサイネージ化することが可能です。

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立て看板にこんな形の電光表示板をかけたり、看板の上に取り付けたりすれば、立派な電子看板に変身します!

この商品はわずか8,951円でAmazonで手に入ります。
(ドット数は16×64)

残念ながら防水ではないので、軒下やショーウィンドウの内側に取り付ける必要がありますが、お店によってはこれで十分といえるでしょう。

文字は「固定表示」「切り替え表示」「左へスクロール」などができるので、文字だけですがかなり多くのメッセージが表示ができます。
(このあたりは、実際の購入時にご確認ください)

ものは中国製ですが、デジタルサイネージ業界はパネルを含めほぼ中国製でなりたってますので、それほど心配することはないでしょう。

サポートといっても、同じものを送ってくるか、交換用のパネルを送ってくれますので、そのあたりは多少ご自分でがんばることも必要になります。

まずは、このあたりから少しずつ試しながら展開していってはいかがでしょうか?

運用はむずかしい?

電子看板を買うことじたいは難しくはありませんが、問題は“運用フェーズ”がスムーズにおこなえるのか、ですよね?

たしかに、このパネルを点灯させるためには、多少PCの知識が必要になります。残念ながらまだ「スマホでピュッと」できるわけではありません^^;。

PCソフト

電子看板のキットには、たいてい上記のような表示を行うためのソフトが付いてきます。
幸い上記の付属ソフトの表示は日本語化されているので、わかりやすいと思いますが、筆者がこれまで使ってきたソフトは「英語」と「中国語」しか選べなかったので、多少がんばって使ってました!w

メーカーさんも、日本のスモールビジネス市場を見すえて、本腰を入れてきたな、と感じますね。

このソフトもそうですが、表示させたい文字列を1行ごとに層にしていき、その行ごとに表示させるタイミングなどを設定していきます。

1 ご挨拶(「おはようございます。現在○○時です」など)
2 お店の名前や属性(元気なパン屋 ○○です!)
3 今日のおすすめ商品(○○と△△がおすすめです)
4 人気商品の焼き上がり時間(○○は何時に焼き上がります)
5 お買い得く品(○○は現在△△円です!)

これらの内容を、必要に応じて入れ替えたり、出したり引っ込めたりしながら表示させていきます。
行単位なので、必要な部分を直すだけですぐ反映できます。
慣れれば、文字の入れ替えと順番などの調整は5分もあれば十分です。

できたデータをUSBメモリにいれ、電子看板に指してあげればすぐ内容が変更されて、表示がはじまります。

こんな感じですので、それほどハードルは高くないと思いますよ。
ぜひお試しください!

※すみませんが、この記事を書く時点でここで紹介した商品を私自身で実際に購入して使ってみたわけではありません。実際の購入に際してはご自分の責任でよくお調べいただき、ご購入ください!

デジタルサイネージも適材適所

これまでご紹介した「デジタルサイネージ=電子看板」は、まずは“はじめの一歩”にふさわしい商品で、デジタルサイネージ自体の能力や可能性はまだまだ奥深いものがあります。

こういった安価で手軽につかえる商品でデジタルサイネージの将来性を感じていただき、その後の展開に役立てていただければ、と思って書いております。

デジタルサイネージは今伸びざかり!

上を見ればキリがないほど、多種・多機能の高額商品になっています。
ただ、大資本がその力を見せつけて“巨大ビジョン”で大儲け!などと派手な印象が先行していることに、多少の疑問と危惧をいだいています。

必要性が乏しい、運用が煩雑などの理由で、せっかく導入したデジタルサイネージが倉庫で眠っているのを何度かみた経験上、

 🌸そのビジネスに本当に必要か?
 
🌸予算感はあっているのか?
 
🌸オペレーションに無理はないのか?

などを見極めてから多くの予算を投入しても、ぜんぜん遅くはありません。
一度このあたりの効果を測定するためにも、上記のような安価な商品でお試しいただくことをオススメします。

本日も最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

何かご質問やご相談がありましたら、お気軽にコメント欄でお知らせください。

ではまた!

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