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”教師の在り方とは?”

 教師の一番の願いは、子どもが豊かに成長していくことです。思い描く子ども像や成長した姿などから逆算し、今自分が教師としてできることは何か、できる限りの最善を尽くす先生が多いことと思います。


 その中で、あなたにとって「教師の在り方」とは?と問われた時、どんな答えが浮かぶでしょうか。

 今回は「教師の在り方」についてざっくばらんに出し合い、気になるキーワードや関連できる言葉をつなげながらましゅまろトークをしました。

R5 0813 ましゅまろの会♯6 ”教師の在り方とは?”

○教師の在り方を語る「視点」

 教師の在り方としては、以下のような言葉が挙げられました。

「家庭と子どもをつなぐ存在」
「子どもを大人にするための支援者」
「子どもに気づきを与える人」
「子どもの横にいる存在」
「学び続ける人」
「探求者」

など、

”教師と子ども”という関係性での中で在り方を考えることと
   
”教師自身”がどうあるべきかという2つの視点です。

 子どもとの関係性を大切にしながら、自らの専門性を高め追求することが「在り方」の一つとして大事であるという結論に至りました。

○子どもの豊かな成長を促す立ち位置や振る舞い方

 語り合う中で、もう一つ話題にあがったことは、

 子どもとの距離感の中で、教師自身が自分の立ち位置や振る舞い方を変えていくことが重要であるということです。

 豊かな成長は、教師と子どものどんな関係性の中で育まれるのでしょうか。

 そのキーワードとして挙げられたのが「父性」「母性」という立ち位置での関わりです。

 家族で考えると父親的な役割を果たすのが、父性です。「これは良いこと、これは悪いこと」など善悪を教えたり、子どもが自分の力で何かをしようとする時、手を貸さずに見守るなど

社会的なルール・規範や秩序などを教え、自立を促します。

 一方、母親的な役割を果たすのが、母性です。子どもの希望や要求を受け入れ、満たしてあげたり、無条件で相手を受け入れ包み込むあたたかさがあるなど

子どもにとって安心と安全と快適さを与えます。

 教師は子どもにとって「他者」であるけれど、時と場合によって父性的なかかわりをしたり、母性的なかかわりをしたりしていくことが子どもの自己肯定感を高め、豊かな成長を促すことにつながっていくのではないでしょうか。

○ましゅまろトークを終えて

 私は教育現場で働き、子どもたちと関わる存在になって7年目になりました。

 今までの子どもとの関わりや距離感を振り返ってみると、子どもの話に耳を傾けることを大事にしてきたこともあり、母性的な関わり方の割合が多いと感じています。

 子どもたちに「私ってどんな先生?」と聞いてみたところ、

「やさしい、話を聞いてくれる、一緒に考えてくれる」などの答えが返ってきました。母性的なかかわりによって子どもたちが安心して過ごすことができる環境を少しずつ整えることができていたのではないかと思いました。

 しかし、ましゅまろトークを終えて重要だと思ったのは「父性的」「母性的」な立ち位置や振る舞い方を子どもたちの豊かな成長というゴールに向かっていくために、意図して変えていける自分であるかということです。

 どちらかに偏るのではなく、”今”を見極め、立ち位置を判断し、より良い関わりをする。これが、子どもの豊かな成長を促すために大事なことではないかと思っています。

 在り方を語る時は、目指しているものが何かということが大切です。それがあるからこそ、言葉にして初めて形になります。

 私の大きな願いは「人とのかかわりの中で学べる人になってほしい」ということです。

 いろんな人に触れ、頼り、繋がりをつくることが豊かに成長し続ける助けになると思っています。

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