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マスクが品薄でも簡単に手作りできる/会社で使える白ガーゼマスク

こんにちは。
ハンドメイド作家のまりーじゅ(marryju shop)です。

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新型コロナ対策で、外出するときはマスクは欠かせませんね。政府より一世帯につき二枚の白ガーゼマスクの配布が決まり、使い捨てマスク(不織布)が手に入りづらい現状では、ありがたいと感じている方もいらっしゃると思います。

ただ、ご家族が多かったり、使用頻度の多いご家庭では、正直足りなくて、自分でも簡単に作ることが出来たらなぁ・・・とお考えではないでしょうか?

ハンドメイド白ガーゼマスクは、色や柄に規定がある会社や学校でも使うことができるので安心です。


一度作れば何度も繰り返し使うことができる為、エコですし、正しい洗い方を知れば安心して再利用することができます。

今回は、おうち時間を有効活用して、簡単に作れるマスクの作り方や長持ちさせる方法を詳しく紹介していきます。

この記事を書いている私は、ハンドメイドを4年していて、BASE(ベイス)で自社ネットショップ運営や、minne(ミンネ)やCrema(クリーマ)などフリマアプリで販売しています。

シンプルな白のガーゼマスクをお手軽にハンドメイドしてみたいとお考えの方の力になれると思います。

では早速、「ハンドメイド白ガーゼマスクの作り方」について解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

1.使い捨てマスクにはないハンドメイド白ガーゼマスクの3つの魅力は?

ウイルス対策にはかかせない「マスク」には、大きく「使い捨てマスク」と「布マスク」の2種類に分けることができます。

使い捨てマスクは、布マスクよりもウイルス除去率が高いですが、何回も洗って使用することができないため、使ったら捨ててしまうしかありません。

汚さないように丁寧に使用しても、徐々に繊維がほつれてきてしまう・・・なんてこともあると思います。またサイズが既製のものしかなく、自分のサイズに合わなくて付け心地が悪いこともあります。

一方で、白ガーゼマスクは簡単にハンドメイドすることができ、肌触りも良くて何度でも洗って使用できます。そして生地の柄や種類なども豊富ですし、サイズも使う人に合わせて作ることができます。

ですので、小さなお子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで、その人に合ったマスクをハンドメイドすることができます。

1.1ガーゼ素材がやらわかく、肌にやさしい

ガーゼは木綿の糸で織られた生地でできており、赤ちゃんの産着や医療用などでも使われるほど、柔らかく肌に優しい素材です。

長時間つけていても痛くなりにくく、また保湿性に優れている為、喉を乾燥から守ってくれます。

1.2マスク不足でも、何度も使うことができてゴミが出ない

ハンドメイド白ガーゼマスクは一度作ってしまえば、汚れてしまっても限度はありますが、何度でも洗って使うことができます。

使い捨てマスクは使ったら廃棄してしまうので、ゴミとして処理されていきますが、ハンドメイド白ガーゼマスクは正しく洗って使うことで、長持ちをさせることができるので、環境にも優しいといえます。

1.3色や柄に規定がある会社や学校でも使うことができる

最近では100均(セリア・ダイソー・キャンドゥ)でもかわいい柄やシックな柄など様々な種類の生地を簡単に揃えることができます。

ただ、学校や会社などでは、色や柄に規定があるところもあるかと思います。

ハンドメイド白ガーゼマスクは、一般的な白のシンプルなマスクですので、そういった方々にも、この自粛期間が明けてからも安心してお使い頂けると思います。

2.99%カットの不織布マスクの落とし穴

使い捨てマスクには、「99%ウイルスカット」などの表記がされているものも多く、確かにウイルス予防には効果的です。

しかし、これは正しく装着した場合の話で、マスクを鼻まできちんと覆い、肌に確実にフィットさせる必要があります。

また使い捨てマスクは既製サイズのものしかないなので、使う人のサイズにあったものを正しく使用しなければ効果は発揮されないといえるでしょう。

3.不織布マスクは病気の時だけ使う

使い捨て(不織布)マスクは正しく使えば高い効果を発揮できるため、需要がすごく多いのですが、供給がなかなか追いつかず、手持ちが少なくなってきたと感じる方も多いかと思います。

そんな時には、普段はエコで長持ちするハンドメイド白ガーゼマスクを活用し、病気の時だけ使い捨てマスクを使うなど、「マスクの使い分け」をしてみてはどうでしょうか?

4.ハンドメイド布マスクを選ぶ3つのポイント

ハンドメイド布マスクを作る際に必要となるものは、生地・マスクひもと多くはありませんが、生地にはいろいろ種類があり、ハンドメイドで布マスクを作ろうと思っても、何を基準に選べば良いか分からず、迷っていらっしゃる方もいると思います。

そんな時は、以下3つのポイントを参考に、生地選びをしてみて下さい。

4.1おすすめはダブルガーゼ(他の生地でも可)

生地には綿(コットン)や麻(リネン)といったものもありますが、肌触りが柔らかく、着け心地が良いのは、やはりガーゼです。

その中でもダブルガーゼは薄いガーゼ地が二枚重なった生地のことで、マスク作りに最適です。

4.2ガーゼは何枚も重ねて使うことが基本

また、ガーゼは目が粗いのでダブルガーゼを2~6枚に重ねることが大切ですが、それを考慮して使う人のサイズから、必要な生地の量を考えましょう。

生地を重ねて使うので、空気側にはおしゃれな麻のガーゼ、口側にはダブルガーゼを使って使い心地良くする、なんていうことも可能です。

4.3マスク紐はいろいろものを代用しても使える

マスク紐は手芸店(トーカイ・ユザワヤ)、100均(セリア・ダイソー・キャンドゥ)などで売っています。

しかし、現在は品薄で手に入らないことも多いです。

そんな時は家にある物で代用できます。ヘアゴムや平ゴム、またストッキングやヒートテックなどでも作ることができますので、工夫して使ってみて下さいね。

5.ハンドメイド白ガーゼマスクを作る際に気をつける!2つのポイントは?

ハンドメイド白ガーゼマスクを作る際に、気を付けなければならない点があります。
それは、「水通し」と「地直し」です。

またガーゼは柔らかい素材ですので、きれいにまっすぐ縫うには少しコツがいりますね。

5.1ガーゼの下準備は水通しが大事

ガーゼは水に浸すとおよそ3~5%縮んでしまう性質があります。

そのため、洗濯した際に縮んで小さくなってしまうのを防ぐため、作る前に水に浸しておく「水通し」をしておくことが大事です。

やり方は簡単ですので、参考にしてみて下さいね。
①ガーゼを桶やボウル等の器に入れ、30分~1時間ほど浸しておく。
※しっかり水につかるようにして下さい。

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②時間が経ったら、軽く押さえるようにして水を絞ります。
※雑巾絞りをしないようにして下さい。

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③タオル等で叩くようにして水気を吸い取ってもいいでしょう。

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④手で軽くしわを伸ばし、陰干しをします。半乾き程度まで乾かします。
※直射日光に当てないようにしましょう。

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5.2ガーゼの地直しで繊維を矯正

ガーゼの「地直し」とは、水通ししてよれてしまった繊維の状態を、元の状態に戻す行程です。
水通しで半乾きになったガーゼを、布目を整えながらアイロンをかけます。

※しっかり乾いてしまった場合は、スチームアイロンをかけましょう。

①縦糸と横糸が直角になるように、布目を整えてください。
※斜めにかけるとゆがんでしまいます。

②引っ張りすぎないように軽い力で整えながら、アイロンで生地を矯正していきます。

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5.3ガーゼをきれいに縫うコツ

ガーゼは柔らかく薄いため、ミシンをかけると布がつられて上手く縫えないことも多いです。

そんな時は、使用するガーゼの地の厚さに合った縫い目調節をして下さい。

薄手のガーゼの場合は、縫い目が細かくなるように設定すると上手く縫えることが多いです。

薄いガーゼ地の場合は縫い目の長さを1.5ミリに、普通地のガーゼ地の場合は2.5ミリに設定するといいでしょう。

縫う前に、使用するガーゼと同じガーゼで試し縫いをすることをおすすめします。

6.【DIY・ハンドメイド】白ガーゼマスクを手作りするには?おすすめの材料を紹介

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これはあくまで目安です。使う人のサイズに合わせて生地のサイズや紐の長さをカットをして下さい。

7.【DIY・ハンドメイド】白ガーゼマスクを手作りするために必要な道具や揃えるものは?

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これらの物が揃っていると便利ですが、家にあるのもので代用してもらって大丈夫です。ミシンがなければ手縫いでも縫えますよ。

8.【DIY・ハンドメイド】ハンドメイド白ガーゼマスクの作り方・レシピを紹介


準備ができたら早速作っていきましょう♪

①アイロンをかけカットしたガーゼを広げ、写真のように上端と下端から6.5cmずつ折って三つ折りにします。
※幅は使う人のサイズに合わせて折って下さい。

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②裏返します。

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③半分に折ります。

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④まち針でずれないように留めて、開いている方の端から約0.5cmのところを縫います。

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縫えました♪

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⑤間から指を入れ、生地をひっくり返します。

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⑥ずれないようにまち針で留めます。マスク紐を通す部分を縫います。
両端から約1.5cmのところを縫います。

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縫えました♪

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⑦マスク紐をゴム通しを使って両端に通します。

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⑧ひもを玉結びします。

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⑨結び目を移動させて生地の内側に隠します。
※ゴム通しを使って押し込むようにして入れると入れやすいです。ひもを無理に引っ張ると伸びやすいので、気を付けましょう。

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こちらで、完成です!

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手作り白マスクは、白の規定がある会社や学校でも使えるので、作り方を覚えておけば安心ですね!

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9.ハンドメイドマスク正しい使い方!顔のサイズに合ったマスクのサイズを選ぼう

ハンドメイドマスクは正しく使えば長持ちするだけでなく、「咳エチケット」として効果的です。ここでは、正しい使い方についてご紹介します。

マスクから頬が出すぎて小さい場合や、マスクが顔を覆いすぎて大きい場合は、サイズの見直しをしましょう。

また子供の場合は、赤ちゃん、幼児、小学生などではサイズが大きく変わってきます。その時期に合ったサイズのマスクをハンドメイドできるといいですね。

マスク紐がきつい場合は、耳が痛くなってしまうため、やわらかい耳ゴムや、幅広の耳ゴムにするなどして、使う人に合ったものを選ぶといいでしょう。

10. ハンドメイドマスクのおすすめの使い方

ハンドメイドマスクの除菌やウィルス予防効果が気になる方は、アロマ・消毒スプレーをマスクスプレーとして使用することがおすすめです。
アロマは、香りで癒されるだけでなく、殺菌効果もあります。

布マスクの外側に1、2プッシュ吹きかけて、マスクを20秒よく振ってから装着するようにするとウィルス予防効果が高まります。

アロマアルコール消毒スプレーの作り方は、こちらから確認することができますので、ぜひ参考にしてみてください。


11.マスクの正しい付け方

ハンドメイドマスクの中でも、プリーツ型と呼ばれるタイプがあります。

これは口の部分に折り目があり、口元に適度な空間ができるようになっていますが、表と裏があるので、逆に装着しないように注意してください。

また、平面型では表と裏が分かりづらいことがあると思います。そんな時は、アップリケなどを表側に刺繍したり、仕事などで使う場合は裏側に付けておくと安心ですね。


12.ハンドメイド白ガーゼマスクのおすすめの洗い方・長持ちさせる方法は?


ハンドメイドガーゼマスクは、何度でも洗って繰り返し使えます。

そのため、清潔にしておくことが大事です。汚れたままにしておくと、マスクに付着したウイルスや細菌、花粉などを吸い込むことになってしまい、逆に不衛生と言えるでしょう。ですので、正しく使い、正しく洗いましょう。

またガーゼマスクは、保湿性が優れているため、湿った状態にしておくと細菌が繁殖しやすくなってしまします。

マスクを外した後はすぐ洗うことを心がけ、できない場合は、風通しのいい場所に干しておくといいでしょう。

そして、外出先などでは、使用したものをそのままテーブル置いたり鞄に入れるのではなく、「マスクケース」などを活用し、汚れをつきにくくしましょう。

手作りガーゼマスクのおすすめの洗い方や長持ちさせる方法を知りたい方は、こちらに詳しく載っていますので、ぜひ読んでみて下さい。

13.【おうち時間を有効活用】ハンドメイド白ガーゼマスク作りのまとめ

最後に、これまでの内容を以下にまとめました。

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いかがでしたでしょうか?

手作りガーゼマスクの大きなメリットは、一度作ってしまえば、長く使うことができるので、環境にも優しくおすすめです。

簡単に作ることができるので、新型コロナウィルスの影響で、予防をしたくてもなかなかマスクが市販で手に入らず困っている方でも用意することができることです。

また、手作りマスクは手洗いをすれば何度でも使うことができるので、世の中のマスク不足に対応することができます。


今回は、ハンドメイドが初めての方が簡単にできるように、必要な材料から道具まで画像付きで解説していますので、手作りに自身がない人もチャレンジしやすいでしょう。

新型コロナウィルスの蔓延で、不安な日々が続いておりますが、少しでも手作りマスクがお役に立てることを知っていただけると嬉しいです。

今回紹介した「マスクが品薄でも簡単に手作りできる/会社で使える白ガーゼマスク」以外にもハンドメイド作品製作に必要な材料、作り方や販売方法についてこちらのブログで紹介をしているので、ぜひ見てください。

>>ブログはこちらになります

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今回の「マスクが品薄でも簡単に手作りできる/会社で使える白ガーゼマスク」について質問がありましたら、Twitterでコメントをしてもらえたら、お応えしますね!

>>Twitterはこちらになります

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