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Netflixオリジナル映画の個人的オールタイムベスト10!

映画好きの友人が最近Netflixに加入したらしく「Netflixのオススメ映画を教えるよ」と約束をしていたので、自分でいろいろリスト化して簡単なコメントを考えていました。
しかしどんどん分量が増えてきてしまったので、いっそのことnoteで公開しよう!
ということで今回は番外編的にNetflixの個人的オススメ映画リストです。

4都府県で緊急事態宣言発令、多くの都市でまん延防止等措置が実施されて、あらゆるエンターテインメントが自制を余儀なくされるGWになりそうです。
「家にいて何しようかなーやる事ないなー」という皆さまのエンタメ不足を補う一端になれば幸いです。

※重大なネタバレはありません。ご安心ください。

<ルール>

○ 映画に限る
○ Netflixオリジナルに限る
○ 短編/ドキュメンタリー/アニメ作品は今回は除外
○ 日本以外では劇場公開されている作品や、日本で期間限定で劇場公開されている作品は含む
○ 製作年/時間/ジャンルはFilmarksに記載されてる情報から抜粋
※ かなりジャンルや作風に偏りがあるかもしれませんがご容赦ください。
ちなみに最近NetflixのとあるアニメのCMがあらゆる所に現れますが、本サイトは完全に個人の主観であり、広告や忖度など一切無しのランキングです。


No.10 『キスから始まるものがたり』(『The kissing Booth』)

2018年/105分/恋愛

ジョーイ・キングを一躍スターに押し上げた作品。
Netflixと言えばこの【ティーンの青春一直線ムービー】というジャンルが一つの特徴で『アフター』とどちらを選ぶか迷ったのですが、今回はこちらを選びました。
その理由は「続編も面白い!」
今作も『アフター』もどちらも続編があるのですが、今作の続編の方が圧倒的に面白いです。
キュンキュンした方はぜひ『キスから始まるものがたり2』もご一緒にどうぞ!
ちなみに『キスから始まるものがたり3』も今年中に配信予定です。


No.9 『ザ・ベビーシッター』(『The Babysitter』)

2016年/85分/スリラー

映画版『チャーリーズ・エンジェル』シリーズマックGが監督を務めたこの作品はまさに【B級映画のお手本】
淡い恋あり・ホラーあり・グロあり・コメディありで難しい事は何も考えずに観れるけど、実はこだわりの撮影方法とか後半への伏線とか本気のアクションとかかなり本気で作ってます。
そこらへんのバランス感覚が素晴らしいです。
そして主演のジュダ・ルイスのイケメン具合もお楽しみください。
続編あるのでハマった方はそちらもぜひ!


No.8 『もう終わりにしよう』(『I'm Thinking of Ending Things』)

2020年/134分/スリラー・ホラー

『マルコヴィッチの穴』 『エターナル・サンシャイン』の脚本を務めたチャーリー・カウフマン監督/脚本作品。
正直に言ってしまうと「長いし、良くわからない」というのが最初に観た時の感想だと思います。
【絶対観終わったら考察サイト見てしまう系映画】
ジョン・カサヴェテスアンナ・カヴァン『オクラホマ』…理解するにはとにかくかなりの事前知識が必要です。
しかし動画配信の利点は意味不明なモノを明確にしてから再観賞できる点。
もしくは途中でストップしていろいろ調べながら観ることもできます。
そうして衝撃のラストカットに気づいた時にあなたの背筋が凍りつきます。
個人的には脳科学者の茂木健一郎さんのYouTubeのレビューが面白かったで、気になる方はそちらもどうぞ!


No.7 『弱くて強い女たち』(『孤味』)

2020年/124分/ヒューマンドラマ

台湾では劇場公開され台湾映画最高興収を達成した作品。
そして日本ではお馴染みのビビアン・スーが製作総指揮/出演しています。
この映画は一言でいうと【湊かなえ作品の映画化@台湾】
家族だから言えない事、女性同士だから言えない事。
誰もが抱える家族の秘密と女性として生きる覚悟。
そんな複雑な問題を台湾の伝統や文化を上手に取り込みながら描いています。
より自分が人生を積み重ねていく度に良さが増していくような作品です。
湊かなえの小説が好きな人は絶対好きだと思います!


No.6 『ザ・プロム』(『The Prom』)

2020年/132分/ドラマ・コメディ・ミュージカル

『マンマ・ミーア』メリル・ストリープ『ムーラン・ルージュ』ニコール・キッドマン『キャッツ』ジェームズ・コーデン、『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021年公開予定)のアリアナ・デボーズという新旧オールスターキャストを揃えたミュージカル映画。
もう本当にこれは【王道中の王道ミュージカル】
LGBTQの問題を入れたりして現代に寄せてはいますが基本的には物語はベタ。でもそれでいいんです!
最高の衣装とセットと音楽とダンスがあれば。
あのキラキラした世界が好きなあなたはこう思います。
「この規模の映画が配信で観れていいの?」
細かいことは気にせずにエンターテインメントを楽しみましょう!


No.5 『スペース・スウィーパーズ』(『SPACE SWEEPERS』)

2021年/136分/アクション・SF

「韓国はもうこんなに凄いSF映画が撮れるんだな」
と観終わって思わず呟いてしまった映画。
この映画は【韓国映画界からのハリウッドへの宣戦布告】
ハリウッドで撮っているSFと比べても見劣りしないくらい、VFXがとにかく素晴らしいです。
一方でメインキャラクターや物語の内容的には日本のアニメに相当影響を受けていると思います。
しかしこの規模の映画を配信で作れる(正確には完成後に買取)Netflixと韓国の製作スタジオにただただ感嘆しかありません。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『カウボーイ・ビバップ』好きの方は特におすすめです!


No.4 『マリッジ・ストーリー』(『Marriage Story』)

2019年/136分/ヒューマンドラマ

『イカとクジラ』 『フランシス・ハ』ノア・バームバック監督/脚本、『ジョジョ・ラビット』スカーレット・ヨハンソン『スター・ウォーズ』シリーズ続3部作アダム・ドライバー主演。
これは1組の男女の離婚の物語なんだけど、同時に結婚の物語でもあります。
離婚を描く事で以前はあったはずの結婚生活の幸せな時間を感じる、愛の形の物語です。
そしてノーカットで撮られている序盤のスカーレット・ヨハンソンの一人芝居と終盤にある主演2人の掛け合いは圧巻。
主演以外もアカデミー助演女優賞受賞のローラ・ダーン、大ベテランのアラン・アルダの演技もとても素晴らしいです。
まさに【役者の演技にグイグイ引き込まれていく作品】


No.3 『軽い男じゃないのよ』(『Je ne suis pas un homme facile』)

2018年/98分/コメディ

近年で最も男女間の性差について興味深く描いていると思うフランス映画。
Filmarksのジャンルではコメディとなっていますが、この作品はコメディでもあり、ファンタジーでもあり、ホラーでもあります。
舞台は男女の社会的な立場が入れ替わった世界(例えばトランプではキングよりクイーンの方が強いのような)ですが、そのディティールへのこだわりがとにかく凄いです。
このディティールについて注意深く考えながら観ていると段々と恐しくなっていきます。
だってそれは私たちが生きる世界で今まさに起きている現実だと思い知らされるからです。
【性別や年齢などに関係なく全人類に観て欲しいと願う作品】

<本格的なレビューは下記より>


No.2 『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』(『The Half of It』)

2020年/105分/コメディ・恋愛

アメリカの田舎に住む中国人の高校生。アジア系が全くいない場所で差別を受けながら孤独に生きている彼女がある時、アルバイトとしてある男の子に「好きな人へのラブレターを代筆してくれ」と頼まれるのですが、実はその女の子は主人公も密かに想いを寄せるクラスのヒロインでした。自分の正体を隠して男の子の代わりにヒロインと手紙をやり取りしていくうちに…
もー凄く物語が始まりそうな、ワクワクしてくるラブコメの導入じゃないですか?
【こういうシチュエーションこそがコメディの原点】なんじゃないかと思います。
でも実はこれはアリス・ウーというアジアン・アメリカンの監督の実体験を元にしているんです。
そしてタイトルの『ハーフ・オブ・イット』は哲学者プラトンの言葉であり他にも、カズオ・イシグロ 『日の名残り』ヴィム・ヴェンダース 『ベルリン・天使の詩』、フランスの古典劇『シラノ・ド・ベルジュラック』ジャン=ポール・サルトル 『出口なし』など様々な過去の名作をインスパイアしています。
もちろん知らなくても楽しめますが、知っていると何倍も楽しめるような作りになっている名作コメディです。


No.1 『シカゴ7裁判』(『The Trial of the Chicago 7』)

2020年/129分/ヒューマンドラマ・スリラー

『ソーシャル・ネットワーク』 『スティーブ・ジョブス』の脚本を務めたアーロン・ソーキン監督/脚本。
『ファンタスティック・ビースト』エディ・レッドメイン『レ・ミゼラブル』サシャ・バロン・コーエン『(500)日のサマー』ジョセフ・ゴードン=レヴィットという豪華キャスト。
【アメリカ激動の2020年を最も表していた作品】
1968年ベトナム戦争下で実際に起きた裁判を脚色したこの映画で起きることは、まさに現在のアメリカで起きていることです。
しかしこれを大統領選の2週間前にNetflixで配信できるアメリカは、色々な意味で凄い国であると改めて感じました。
ジョー・バイデンが大統領になってから観るこの映画はまた一味違うかもしれません。

<本格的なレビューは下記より>


全体的に最近の作品が多いのはNetflixの勢いの凄さではないかと思います。
気になった作品があればぜひGWのおうち時間にご覧ください!


番外編にコロサレル!


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