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夜逃げ

出会ってすぐに同棲スタートなんてできたのは多分若かったから。私の家に転がり込む形で始まった。相手のことをよく知りもしないのに今の私だったら絶対に無理だ。若いって危ないけど無敵だなぁ。

しかし私は本当に誰かと一緒に生活を共にする事に向いていない。まず人と一緒に寝たくない。笑。寝返りとかで目が覚めちゃうし逆に自分の寝返りとかで起きたら…とか気を使って寝るのも嫌。まぁ、大抵の男はだいたいそれくらいで起きないけど。

話を戻すが、付き合う付き合わないの話なんかすっ飛ばして同棲したもんだから結局よく分からない関係がスタートした。(私の中では付き合ってないと思っていたけど彼の中では付き合っていると思っていたらしい)

私はこの時の事全然覚えてないから本当にどうでも良かったんだろうな~。そんなよく分からない同棲生活も私に他に好きな人が出来てその人の家の近く(名古屋)に引っ越ししたくなって終わった。

タイミングを見て同棲解消を伝えようと思っていたけどなかなかそんなタイミングはなくどうしたものかと日々考えていたけどある時彼がしばらく入院する事に。え、悪いけどこれってチャンスじゃない?なんて思っていた私。

入院明けもしばらく実家に帰ると言っていたし荷物を纏めるのを手伝って彼が入院したと同時に私も急いで引っ越しの荷造りを。この機会を逃したら次いつタイミングなんかくるか分からないから友人にも手伝ってもらって夜逃げのように引っ越し。

名古屋まで車走らせたのって懐かしいな。退院した彼から連絡はあったけど彼も自分の体の事でそれどころじゃなかったみたい。そして自然消滅みたいな形で幕を閉じた。なんともあっけなく。笑。

そして、この話には続きもある。またまたその彼と数年後偶然の再会をするのだ。続かないでくれ。何で偶然会っちゃうんだよ。笑。

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