読書ログ01「リーダーの仮面」
はじめまして、まころもと申します。
note初投稿は、安藤広大さん著「リーダーの仮面」の読書感想文です。
◆手に取ったきっかけ
TUTAYA書店で平積みされていた。-「いちプレーヤー」から「マネージャー」に頭を切り替える思考法-という副題に興味をそそられ、手に取る。すらすらと読める文体とレイアウト。「はじめに」まで読んでかなり中身が気になったので購入。
◆before
私は現時点ではいちプレーヤーで、マネージャーになるのはまだ先だが、そろそろその立ち位置になることを意識しなくてはならないな、と感じてる。できればプレーヤーでいたいと思っているが、避けられない気がしているのでマインドを切り替えるきっかけになればと期待して読み始める。
◆after
目指すべきマネージャー像がクリアになり、非常に学びのある一冊だった。マネージャーとして思考法は、つまるところ組織人とはどうあるべきか?という本質を考えることにつながっている。本書を通して、プレーヤーとしての身の振る舞いも変えるべき点があると痛感した。
◆面白いと思った点と感想
具体的な方法論については、わたしがいつかマネージャーになった際に参考にしようと思う。プレーヤーの立場として面白かったのは以下の2点。
①「集団の利益」から「個人の利益」が生まれる
人間が集団を作る理由は、集団で物事をなした方が得られる利益が大きくなるから。終身雇用や福利厚生は副次的なメリットでしかない。大きな利益を得られることこそメリットである。(みんなで狩りをすれば大きなマンモスを狩ることができる。)それゆえに、会社の利益になるために動くことが、個人の利益につながる。
⇒ 私は、目の前のお客さんとの関係や身近なメンバーとの居心地を優先してしまう癖があるので、グサッときた。(本著でいうリーダーが正すべき部下の姿勢そのままである)会社の利益、言い換えれば会社の未来に対する視点が欠けている。逆に「会社の利益のために動く」はリーダーだけでなくプレーヤーにとってもシンプルでよい思考の軸だ、と思った。
②「成長」という利益を追い求める限り、会社とは利益相反を起こさない。
部下を成長させ、チームとして結果を出すのがリーダーのゴールである。部下にとっても「成長」は利益。成長できる限り、たとえ淡々とした厳しいマネジメントであっても部下は上司を評価する。中間管理職は会社と部下の板挟みになりやすいが、「部下の成長」にコミットしている限り、会社とも部下とも利益相反にならない。
⇒「成長」は利益、という考え方がおもしろい!これもシンプルな思考の軸だと思う。たしかに成長できるのではれば、たとえ厳しくとも上司のことを悪く思うことはないな。そして個人の成長はその個人の利益でもあり、会社の利益でもある、と。言われてみればその通りだが、意外と盲点な視点だと思った。
まだまだ書きたいことは多いけれど、切りがないのでいったんここまで!
(時間の制限を決めないと永遠に手直しして公開せずに下書きになってしまうという自戒から、エイヤで公開する!!)