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双子の運命

双子の運命という寓話があります。


過酷な環境で育った双子がいた。

双子の父親は麻薬の常習者で、
酒に酔っては母親と子供に暴力を振るった。

双子が30歳になった時、
心理学者がインタビューした。

双子のうち一人は薬物依存になり、
生活保護を受けていた。
彼の暴力が原因で、
妻と子供は家を逃げ出していた。

心理学者は彼に質問した。

「あなたはなぜ、こんなことを自分と
自分の家族にしてるんですか?」

彼は答えた

「あんな家庭に育った私に、
これ以外の何ができるというんだ!」


双子のうちもう1人は、
ビジネスで成功して幸せな結婚をし、
素晴らしい親になっていた。

心理学者は彼に質問した。

「あなたはなぜ、これほどのことが
成し遂げられたのですか?」

彼は答えた。

「あんな家庭に育った私に、
これ以外のなにができるというんだ?」


これは、
自分は自分の育った家庭や過去のせいで、
自分はこんなに問題あるんだ!
不幸だ!

と主張するアダルトチルドレン
何かしら考えさせるような寓話ですね
(笑)

双子が育った家庭は好ましくない。
それは事実。

ほとんど同じ遺伝子をもち、
同じ環境で育った2人であれば、
似たような人生を歩んでよさそうなものである。

しかし、
この双子はその後、
180度違った生活を送っている。


マイナスに見えるような出来事であっても、
その出来事自体は中立であり、
その出来事をどう解釈するかは
自由だということ。


反面教師という言葉があるように、

見習うべきではないとして、
悪い手本となる親を、

双子の1人は、
反面教師にして、
父親とは別の生き方を選んだ。

もう1人は、
父親の悪いところを真似することで、
結果として
父親と同じような生き方を選んだ。

結局、

自分の人生や生き方は、
自分で選んでる。


特に
いい年をした大人なら尚更、
いつまでも自分の境遇や考え方を
過去や親や他人のせいにするのは、
恥ずかしい。


双子のどちらかにいきたいかは、
自分で選べる。

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