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「コミュニケーションが苦手なあなたへ」~HSPが考える、コミュ障のためのがんばらない処方箋 day9~

こんにちは!
ほいみん です。

今日で9日目となりました。
ここまで続けてこられたのも、読んで頂いている皆さんのおかげです。
どうもありがとうございます!

きょうはコミュニケーションを語るうえで欠かせない、
人間関係の距離についてお話をしようと思います。

ぼくは昔から人との距離の取り方に悩んできました。
もちろん仲のいい友達と遊ぶのは好きなのですが、
それでも四六時中、一緒にいると疲れてしまうんですね。

常に周りに気を遣いながら接していた反動で、
家に帰るとドッと疲れてしまい、
何もする気がおきず、ぐったりしてしまう。
毎日がその繰り返しでした。

ましてぼくは「この人は好き」、「この人はキライ」と、
ジャッジする傾向がとても強かったんですね。
一番つらかったのは、あまり好きではない人と話をする時でした。
ぼくはHSPに加え、
HSSという特性を備えているので、
感情が表に出てしまう。
多分、表情に現れていたのでしょう。
相手もぼくに対して一定の距離を置き、
必要なとき以外、言葉を交わすことはほとんどありませんでした。

それでも学生時代はそんなに問題はなかったんですね。
なにせ、コミュニティが学校・サークル・アルバイトくらいしかない。
キライな人とは適当に距離を置おいておけば、
生活していけましたから。

ところが社会人になるとそうはいきません。
会社というコミュニティが占める割合が圧倒的に大きくなります。
社内だけでも上司・先輩・同僚と、
コミュニケーションを取らなくてはいけない相手が
一気に増えるのです。

新卒で入社した職場はコミュニケーションが上手な人ばかりでした。
(なにせ営業で配属されたので…)
ところが、こちらは接客業などのアルバイトもろくに経験せず、
ノリと勢いで入社してしまったので、 
まるで実力がちがう。
ぼくはただただ圧倒されていました。

配属後の1か月は研修期間でした。
上司や先輩に指示された業務をひたすらこなす。
周りの同期はにこやかに話をしながら、
業務も着々と進めている。
ところが自分は言われたことに対して、ただうなずくばかり。
生来の不器用さゆえ、タスクにも上手に取り組むことができない。
3日目には、もう辞めたくなりました(笑)
(このあたりはまた別の機会に書こうと思います)

まだ1年目だろ。
サラリーマン人生長いんだから、肩の力抜いて行けよ。
先にリードされても、
5年、10年と長いスパンで逆転すればいいんだから。

今ならそんなふうに声を掛けてあげられるでしょう。
けれど、当時そんな余裕はまったくありませんでした。
いまならわかります。
すべては人間関係の距離の取り方にあったんですね。

好きでもキライでもない。
言ってしまえば、どっちでもいい。
いわばグレーゾーンです。
このゾーンに占める人たちとどう接すればいいのか、
ぼくはほとんど理解できていませんでした。

試しにグレーゾーンに所属する人たちを挙げてみましょう。
社内の上司、
取引先の部長、
自社を訪れる営業マン…
人によっては、まだまだあるのではないでょうか。

こうしたグレーゾーンに所属する人たちと
どれだけいい関係が構築できるかが、
サラリーマン人生のカギを握ると言っても過言ではありません。

当たり前のことですが、
会社はチームで動きます。
チームで結果を出せる人が求められるのは言うまでもないですよね。

なかでも一番難しいのは社内の人間関係です。
お互い人間だから、感情は付きもの。
けれど、上司や先輩といい関係を築くことができれば、
仕事も上手くいきますし、チャンスも回ってきます。

仮に話し下手だとしても、相手と上手に距離が取れていれば、
社会人としてやっていける。
ぼくは断言できます。
それくらい、距離の取り方って大事なんですね。

では、いい距離感を保つには、どうすればいいのでしょうか。
ぼくの経験から(自戒を込めて)振り返ると…

①報連相(報告・連絡・相談)を欠かさないこと
②自分の好きなことをアピールしておくこと
③事実と感情を分けて判断すること

この3つが大切だと、ぼくは考えています。

順に見ていきましょう。
まず、①報連相を欠かさないこと について。
(当たり前といえば、当たり前ですが…)
チームで動く以上、会社は方向性が命です。
全体で設定したAという目標に対し、自分はBを目指します! だと、
組織としての生産性が上がりません。
それが組織として、いちばん困ることなんですね。

そうならないよう、
上司は部下をマネジメントしていかなくてはいけない。
だから、部下がいま取り組んでいることが、
会社の方向性と果たして合致しているのか、
絶えず確認する必要が出てくるわけです。

さらに、上司にもそのまた上に上司がいます。
(このことは見落とされがちですが…)
仕事の進捗状況を報告しなくてはいけません。
多少ムカついたことがあっても、中間管理職で大変なんだな~ と、 
ここは上司の立場を慮ってあげて、
報連相を怠らないようにしましょう。

次に、②自分の好きなことをアピールしておくこと です。
(ぼくが一番、苦手なことです…)
仕事の上だけのコミュニケーションだけだと、
まるでロボットと一緒に働いているみたいですよね。
いざとなった時に助けてもらうためには、
あいつはふだん、黙々と仕事してるけど、こんなイイところもあるよ、
自分の人間味をどこかで感じてもらわなくてはいけません。
そのために、普段から自分のバックグラウンドを匂わせておくんですね。

むかし働いていた会社に、とにかくインド好きな同期がいました。
口を開けばインドの話題で、
ランチはカレーを食べに行き、
休暇にはインドに遊びに行く。
とにかくインド大好き! で、インドといえば俺に任せろ! 
っていう突き抜けたレベルでした。
そこまでいくと周りも「インドといえば、同期の〇〇だろ」と
考えるようになる。
その甲斐あって、インドで働くという夢を、彼は見事に叶えました。
ポジティブなラベリングがいかに大切か、わかりますよね。

最後の ③事実と感情を分けて判断すること。
ちょっと説明が必要ですね。
これには、day8でお話をした「存在価値」と「機能価値」という考え方が
役に立つと思います。

ちょっとだけおさらいすると…

「存在価値」とは、いるだけで価値があるという考え方。
 例)赤ちゃん
「機能価値」とは、機能を提供し結果を出すことに価値があるという考え方
例)勉強して(「勉強する」という機能を提供して)、100点を取る(結果を出す)

でしたね。

あいつは仕事ができないから、人としてもダメだ。
職場でよく耳にする話ではないでしょうか。
でも、ミスをしたこと(結果の有無で判断される「機能価値」)と、
その人であること(「存在価値」)の間には、何も関係はないはずです。
ミスをしたという事実と、ミスをしたからダメだという感情、
この二つを切り離して考えるということは、とても大事なんですね。

とはいえ、上司から心無い言葉を浴びせられることが、
時にあるかもしれません。
そのときは自分で自分に(心の中で)バリアを張りましょう。
(ドラゴンボールの悟空みたいな感じです(笑))
何を言われようが、オレの内面までは入れさせないぞ! って。 
たとえば、なにも知らない初対面の人を、
いきなり自分の家に上げる人はそうそういませんよね。
玄関先で適当にお茶を濁して、帰ってもらう。
そんなイメージです。

いちばん怖いのは、
知らず知らずのうちに(周りの勝手な判断で)自分の価値を、
自ら下げてしまうこと。
そうならないよう、自分のことを自分で守るのです。
(それがよくいわれる「自分を大切にする」ということなのだと、
最近ようやくわかってきました)

それでは、本日はここまで。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!

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