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因果関係

世の中の出来事や物事には原因と結果があるといいます。
例えば、「昨日寝るのが遅かったから寝坊した」「たくさん努力したから報われた」などこれらも「から」の前が原因、後が結果と捉えることができます。

しかし、実のところ原因と結果は人間が都合よく2つの事柄を勝手に繋げただけのものなのです。先程挙げた例のように多くは密接に関わっていることが多いのですが、人間は利己的な生き物なのでたまに関係ない2つのことを関係性があると結論付けることがあるのです。
例えば、「あの人のせいで失敗した」や「運のおかげであの人は成功しただけだ」などです。一見理にかなってるように見えますが、それが本当に真の原因かどうか見極める必要があります。

一つ目の例でいえば、ただ単に自分の努力不足のせいで失敗したのかもしれないし、二つ目はあの人は実は見えないところでとても努力しているかもしれない。努力していない自分を知りたくないから多くの要因の1つでしかない事柄を取り上げて自分の都合の良いように変換しているのです。

この人間の性質を知って、今自分は現実逃避して楽しようとしていないか、その因果関係は本当に正しいのか見極めることが重要になってきます。

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