freeeのサクセスからデザイナーに異動した話

2023年12月18日 07:24

freee Designers Advent Calendar18日目！
こんにちは、freee会計でデザイナーをしているtomozoです。

わたしは今年の10月にデザイナーチームに異動してきましたが、それまで約7年間はfreeeのサクセスチームにいました。
社内でビジネス職からデザイナーに異動するのははじめて、ということで
主に社内の方やキャリアに悩んでるという方に届くと良いなと思い、どういう経緯でキャリアチェンジをしたのか自分の中で整理しつつ書いていきます。（まとまるかな）

きっかけは、ぼーっとする時間が増えたこと

キャリアをチェンジした理由は複数あるのですが、考えるきっかけになったのは自身のコロナだったと思います。
1ヶ月近く入院したのですが、持ち込めたのは着替えと携帯電話くらいで、ぼーっとする時間がたくさんありました。
この時間に、今までとこれからのことを考えるようになりました。
当時はサポートチームのマネージャーとして、メンバーやサポート拠点の成長を通してお客さまへの価値を考えることがメインでした。目標管理や予算管理、日々の対応で頭がいっぱいで自分を省みることが少なくなっていた気がします。

このときに答えは出なく、もやもやする時期が始まります。

もやもや考え続けた

退院後会社に戻ると仕事は問題なく回っていて、メンバーもパワーアップしている気がしました。それは素晴らしいことなのですが、「私はどうなんだろう・・・」ともやもや考え続けてました。
考えた項目としては、学生時代どんな事考えてた？なんでfreeeに入った？今後どういう価値を出したい？何に楽しさを感じる？それぞれなんで？共通点は？などや、サクセスやサポートを経験してきて、楽しかったこと、心惹かれる課題などから、キャリアの棚卸しをしつつ、自分の興味関心の傾向を把握していきました。

いつの間にか自分のことより周囲の期待に答えようという思いが強くなっていたようで、自分はどうしたいかを言えるようになるのに時間がかかりました。

美容師と建築士とプロダクトデザイナーと

どんな見出しやねんという感じですが、ピュアに自分がどうしたいかを考えるために学生時代までさかのぼった内容を一例として書いてみます。
学生時代は美容師か建築士になりたかったんです。そして私のファーストキャリアは美容師でした。
当時はかっこいいから！と思ってただけなんですが、どこがかっこいいと思ってたんだろうと思い出した結果、どちらもお客さまの希望を引き出して、制約の中で最善のものを作り出す様が好きだったんだなと思いました。
美容師であればありたい姿を引き出して、骨格やその人のファッション、普段のお手入れのかけ具合などから、その人にとっての最善のヘアスタイルを提案する力と、それを形にするための技術が必要になるのですが、その両方にかっこよさを感じていました。
その気持ちと、スモールビジネスの方に広く役に立つことがしたいと思う気持ちをかけ合わせてデザイナーとして働きたい・・と思い始めます。

その他は長くなるので割愛しますが、いろいろ考えてデザイナーの道を選択しました。

決心してから異動までは2年

デザイナーになりたいぞ、と思ってからは業務の中でお客様の声を活かすようなサイクルづくりの企画をさせてもらったり、仕事と並行しながらUI／UXデザイナーの社会人学校に行きました。
（いろいろと調整に協力してくれた周りの方には大感謝です）
企画が一段落する頃合いでこの後どうしようと、UI／UXデザイナーとして経験を積みたいんだけど未経験で転職するには年齢や自分のライフプランを考えると躊躇していて、なによりfreeeより気持ちが入る会社が見つかりませんでした。
そんなときに師匠と仰ぐfreeeのデザイナーのmagiさんに相談したところ「freeeのプロダクトデザイナーの面接受けてみたら？」とお声がけいただき、無事面接を通過し異動に至ります。

おわりに

あらためて振り返ると周りに恵まれているな〜という要素が多いのですが、どこかでゆっくり考える時間を作って自分に向き合い、周囲を頼ってみるのは大事なのかもしれません。

ちなみに、面接時のプロトタイプテストはボロボロだったのであとから通過した理由をうかがったら「ねばり強さを感じた」と教えてもらいました。
異動してみて、正解がないデザインのなかでどれだけお客さまにわかりやすく伝えられるかをぎりぎりまで考え抜くねばり強さは大事だなと感じる毎日です。

サクセスの経験で活かしたいと思うこともあるのでパワーアップして周りやお客さまの役に立てるように頑張るぞ！

ここまで読んでいただきありがとうございました。
アドベントカレンダーも残すところあと一週間！明日はtanaamiさんです。
どんなおはなしか楽しみ！

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