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Met gara 2024 }vibes

5月、皆さんはGWのイメージがあると思いますが私はとても楽しみな祭典(資金パーティー)のMet gara が毎年の楽しみです。そんな私の2024 Met gara の感想を勝手に書くnoteです

1. Met gara とは?

まず、Met gara について。アメリカのNY メトロポリタン美術館(MET) で行われるファッションの祭典。METには服飾研究所というグループがあって「ファッションも芸術」を掲げています。その服飾研究所の為の資金集めパーティーですが完全招待制となり、"VOGUE" の編集長 "アナ・ウィンター" 主催。(プラダを着た悪魔のロールモデル) 招待されるセレブ達のファッションが注目されます。

Amazon primeで「Met gara」のドキュメンタリーも見られるので是非見て下さい。

The First Monday in May https://g.co/kgs/zWt9FsN

毎年、テーマが設けられております。今年はSleeping Beauties: Reawakening Fashion (眠れる美への追憶-ファッションが再び目覚める時) となっており、ドレスコードがUKの短編小説からインスパイアされた「The Garden of Time 」(時の庭) の2024。

こちらのドレスコードでセレブ達がどんな服を纏ってどんなアイテムやメイクで登場するのか?が楽しみなんです❤︎ VOGUEのYoutube channel にてGRWMのようにパーティーまでのフィッティングなどチェックできます :)

2.Met gara 2024 の感想

今年は「時の庭」というテーマです。人によってイメージも異なるし沢山のスタイルがあると思います。時の庭から連想されるのは「花や植物」「時計や時間の概念」また、アリスの世界観も少し連想できます。(私的にね)

実際どんなlookが多かったか?やっぱり印象としては「花💐」「木🌲」「水🚿」「時計🕰️」をモチーフにしたアイテムやそこから「虫🐝」「蝶々🦋」など、時の庭を連想させるlookが多かったと思います。話題になっているBLACK PINKのJENNIE (ジェニ)が着用していた青のドレス。水がなければ花や木や植物は生きれない(枯れてしまう)というインスピレーションから、あの青のドレス...。

そして評価として高く注目されたのはアーティスト"Tyla" の砂のドレス。⌛️砂時計⏳をイメージしたドレスは彼女の体に砂を纏ったようなディティールでした。アフターパーティーでは彼女のロングドレスを、大胆にもハサミでカットしてショート丈にする、なんて斬新なチェンジも一つのショーとなっておりドキドキさせられました。

素晴らしかったんだけど、やっぱり毎年「テーマになぞられていないのでは?」というlookもあるんです、そこも面白いと思って私は楽しんでいます。

やっぱりMet gara というのは一つの祭典であり、招待された事の素晴らしさやそこで自分を体現するというのは一つの彼彼女達のVibesになる訳です。

ですが、これは歴史あるメトロポリタン美術館でファッションをアートとして研究所を設けている歴史を尊重し、それを発展させ、展示をして沢山の人に見てもらう活動の資金集めパーティーである事、ただセレブが招待されたパーティーに参加するだけではない「Met gara」

時に、問題となるファッションもあり見る側のそれぞれの感想も議論されるなど、それも含めて面白い。今回もかなり酷評されていたり、皆んなの感想はバラバラでしたね。


3.美の価値観の植え付け

ここ数年で美への多様性を感じる発信も増えてきて、アイコニックになるセレブ達もそんな多様性を体現しつつある。

けど、まだまだ美への象徴や価値観が「極端」に表現される事もしばしば。

https://www.ellegirl.jp/celeb/a60723896/kim-kardashians-met-gala-2024-extreme-corset-24-0508/?utm_source=line-news&utm_medium=referral&utm_campaign=loa_eg_20240508

こちらの記事を引用して、キム・カーダシアン(Kim Kardashian) のドレスに注目したい。素敵なドレスではあるがコルセットで絞ったウエストが物議となっている。

これまでも、キムはウエストを細くバストとヒップを強調させるスタイルで有名。これは社会問題でもある摂食障害を原因の一つとも言われており、私も同感。

彼女の「美」は尊重したい、だけどそれを美しさとして、またこのカタチを一つのファッションとするのなら影響を与える側である事、影響される人の気持ち、それを考え向き合うべきだと思った。

ただ、Met gara を見ていたら私は日本より体のサイズに囚われずファッションを楽しみ体現する人の方が多いと感じる。日本のファッションショーなどで歩くモデルは「ショーのモデル」として捉えられるけど、やっぱり同じような体型(所謂細身というカタチ)で、少しでも体のサイズの違いが目立つとコメントはそればかり。

世界の祭典、Met gara を通して見ると、美の多様性を感じるけれどこういった美への植え付けも少しばかり感じる。それを含めて今回のMet gara は8.5/10 といった感想。


もう既に来年が楽しみな私です。皆さんも是非注目して欲しい!

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