同居人、倒れる
今、は同期のぬーたそ、ことシングシングの
森主とルーシェアをしている。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92010059/picture_pc_04d41894b766552773d7d85aa97366be.jpg?width=1200)
ルームシェアというより僕が居候をさせていただいてる。
ルームシェアは格好つけた。反省。
一緒に住み始めたと同時期に僕は近所のイタリアンでアルバイトを始めた。
そんなこんなの11月21日の月曜。
22時にアルバイトを終え、着替えて30分頃、
帰宅をした。
テレビがついている。いつも森主が座っている座椅子の特等席に森主はいない。物音すらしない。
トイレの明かりがついていたので、そっと小さく戸を開けると森主が座っている。
「大丈夫か?」と声をかけると
「腹、痛い。」と小さく返ってきた。
ぬーたそが腹を痛めるのは、全く珍しくない。良く食後に腹を痛める。いつもの事、くらいにその時も思っていた。
僕はひと息つこうと、座ってテレビをぼーっと
眺めた。マツコ・デラックスさんの番組だ。
しばらくすると、トイレの流れる音がした。
次の瞬間、かなりの大きさでバタンッ!という音がした。
ガタンッ!だったかな。
ガシャンッ!
バタンQッ!!
だったかな。
「なんだ!?」と思い、立ち上がってトイレに向かう。
トイレを出たところで森主が倒れていた。
右腕を伸ばし、左で息継ぎをしている最中の水泳部員のような状態だった。
僕はとっさに呼びかけた。
「おおいっ!森主!大丈夫か!森主!」
かなりの大声。久しぶりの舞台声量。
森主は意識を失っていた。顔は、青緑色だった。
誰がどう見ても青緑色。
マロンは森主の左肩を強く、声をかけながら揺さぶった。かなりの強さで。
この強度の中には紛れもなくマロンの焦りが垣間見えた。
森主という人間の芯まで届くような声と揺さぶりをつづけた。
すると、森主の目が開く。
「大丈夫か!おらぁ!救急車呼ぶぞ!
おいこら!森主!しっかりせぇ!」
森主は、「ぅぅ、、、。」
以前、森主の顔は青緑。そう、地球。like a地球。
僕はそこでシングシングのなかたつに電話をした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92011835/picture_pc_ba634f321a01dee833754a846046c507.png?width=1200)
「森主が倒れた!どうしたら良い!」
なかたつ「ええ、救急車とか呼べばいいんじゃない?」
僕には関係ないです。的な雰囲気が、..、
マロン「そうやな!呼んだ方がいいよな!」
のやり取りをしていると、
「救急車は、、、、、いいかなぁ、、、。」
と森主。
「呼んだ方がええやろぅ!!おおおおう!」
とマロン。
次第に森主は話せるようになって、救急車は大丈夫との事。
「立てるか?」と聞くと、森主はゆっくり立ち上がった。そしていつもの座椅子に座った。
顔色は青緑からパールホワイトになっていた。
決してオフホワイトやクリームベージュなどではない。それとは程遠い。アメイジングパールホワイト。
そして、会話を始めた。
「どうした?何があった?」
「いや腹痛くて、トイレに座って、ちょっと力んだら、、、、」
おそらく貧血。腹痛→強く力む→貧血→倒れる
の順だ。
腹痛の原因から辿ってみる。
結論
彼は期間限定増量のペプシを飲んだらしい。
食生活の乱れ、運動不足、このままでいいという傲慢、全ての奢りから生まれた一連の出来事。
あと彼、力んじゃってる。ふふ
そのあと、森主に何度となく
「大丈夫か?」「腹痛くないか?」
と声をかける。最初は返してくれていたが、
今は、「何のこと?」と言わんばかりに無視をされる。
居候させて頂き感謝はしているが、森主という存在を反面教師にして、マロンはより健康に従事し末長く生きながらえるだろう。
シングシングの周りにいる芸人さん達には、彼の食生活の注意喚起をお願い致します。
こんなことを言ったら不謹慎なのかもしれないが、
とても風情を感じました。
人間の。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92013544/picture_pc_48d814720a312e957444519578d57ea2.png?width=1200)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?