腎血管性高血圧症

一気に書きます

私の息子は昨年春に腎血管性高血圧症と診断されました。

赤ちゃんの時からあまり寝ない、離乳食も食べない子で、成長は普通でしたがあまり体重が増えない時期もありましたが、小児科で指導受けて食事を改善したり、いろいろ工夫しました。

何回か検診あるじゃないですか。何ヶ月とか1歳半とか。あと、予防接種とか体調崩したりとか、皮膚も弱かったので何回も小児科行く機会ありましたが、息子の症状については1度も指摘されず、検診も問題なしでした

診断のきっかけは、鼻風邪を引いて、タンが絡んでゼーゼーして熱も出て、食べない、お茶をとにかく大量に飲みたがる、そのうち、だるいのかすぐにこてんと横になる、食べない、食べさせてもすぐに吐く、夜も眠れず数十分ごとに起きてはぐずる、と少しも体調が良くならず、何度も小児科や救急に行きました。

私も寝ずの看病、疲れ果てていたら、朝にけいれんして、すぐに救急車を呼び救急に行き、ナトリウム値が異常に低いからそれだろうと、1週間入院と言われました

でもおかしかったのは、ものすごい高血圧だったことです。180とか200近くになり、病院は私が泊まり込んで添い寝しましたが、やはり熟睡できずに、今思えば入院してからもけいれん反応も出ていました

入院の翌日、大学病院に転院をと言われ、高血圧なのは腎臓が関係しているのではないか、小児の腎臓の専門がある病院が提携先だからと、救急車で移送されました

午前中に大学病院に搬送され、たくさんの検査をして、夜になっても原因がわからず、熱が42度近く出て、私も付き添いで来ていた両親ももう、この状況をどう理解していいか分からず途方に暮れていたら、スーパードクターみたいな先生が現れて、1発で原因を突き止めてくださいました

スーパードクターが言うには、

左腎動脈が狭窄している、それが原因で高血圧になり、脳症になりけいれんが起きている。恐らく生まれつきか先天的なもので、ずっと高血圧状態だったのでは、だから心臓の心筋も肥大している、左の腎臓は右に比べだいぶ小さい。今回体調を崩したことか何かが起因して狭窄が進み症状が出たのではないか。血管が完全に狭窄していたら左側の腎臓は機能を失う、造影剤検査をしたら薄く左側腎臓にも造影剤がいってはいるが、血管が完全に狭窄しているかどうかはカテーテルを入れてみないとわからない。まだ通じていたらカテーテルで血管の狭い箇所を広げられる

何て?腎臓が1つなくなるかもしれないということ?

え、ど、ど、どういうこと、頭が真っ白になり呆然としていたら、スーパードクターがまた来て、

今、検査結果を見たら、血管狭窄→血が十分に腎臓にいかない→腎臓の細胞が死滅していく、という細胞が死滅している数値を見てみたら、この病院に運ばれる前の検査結果と今とで比較すると急激に上がっている。おそらく、元々あった狭窄は短い期間でぐっと進んだ可能性がある。もしかしたら血流はまだ腎臓に流れていて、明日の朝くらいまでが治療するゴールデンタイムではないか

よ、よ、よ、よくわかりませんが、左腎臓はまだ生きている可能性があるということ。それだけはしっかり理解しました

それから、その大学病院の治療が出来る科がある病院にまた救急車で搬送され(もう本当に何回乗るのか)、私は深夜に担当医にこれまでの経緯を聞かれ、仮眠室みたいな場所で泊まり込み、翌朝全身麻酔で血管のカテーテル治療をしました

結果、カテーテルは血管を通り、血管を広げることができました。息子は、本当に本当によく頑張り、腎臓は生きていました


すみません、いろいろと当時のことが思い出されて、もう気持ちは整理されているつもりですが、あまり1つの記憶に留まると、当時をまざまざと思い出し胸がきゅうとなります

わかりやすく書けませんでした。一気に事実にだけなるべく目を向けて書きました

また書きます

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