偏愛を語る vol.5 〜伊坂幸太郎〜
高校生の頃、学校の図書館で本を読み漁っていた。
新刊も割とすぐに用意してくれていたのが図書館の良いところだった。
小説は、自分が監督になって作った理想のカットで物語を進めていけるのが良い。
全部自分のイメージする風景、自分のイメージするキャスト。
小説なら、すべてが思い通りなのだ。がはは。
でも、理想のカットが崩れることも多くある。
それが世に言う、伏線が回収されたとき。
伊坂作品は、伏線回収がすごく秀逸なんだよなぁ。
加えて、伏線回収を通して伝えたいメッセージが優しい