見出し画像

偏愛を語る vol.3 〜壱岐〜

2019年のゴールデンウィークは待ちに待った10連休。
「探さないでください」とツイートを残して旅に出ました。

行き先は、壱岐島。

壱岐島とは、長崎県の離島。
神々の島とも呼ばれ、島内には由緒ある神社が150社以上もあり、島全体がパワースポットとも言われています。
ここ、実は福岡から船で1〜2時間。
そう、当時福岡に住んでいたわたくし。お散歩圏内です。

人生初の島旅。
人生初のゲストハウス。
8泊9日、ワクワクドキドキの散歩が始まりました。

さぁ、到着。しかし、雨。しかも結構強い。。
ゲストハウスに到着した時はびしょびしょ。
お部屋はドミトリータイプで、2段ベッドが6個あるお部屋。
割り振られたベッドで服を乾かしていると、急にベッドの上の人がレッドブルを差し出してきた。

「せっかく出会えたご縁ってことで!」

びしょびしょで激萎えていたところに、人の優しさ。

「おぉ、これがゲストハウスか...!」

もり、ワクワクを取り戻す。単純。

前半に泊まったゲストハウスは「みなとやゲストハウス」
https://www.minatoya-guesthouse.com/
釣具メーカーのスポンサーがついている程の釣りのプロ、漁二さん、
奥さんで雲丹漁をする海女さんの香奈さんが営むゲストハウス。
こちらのゲストハウス、クラファンで出資を募って作られたとのこと。
オーナーの漁二さんはデザインや料理にも精通されており、オリジナルTシャツ制作・販売やカフェ経営もしているマルチな起業家。

ゲストみんなで食べる晩ご飯が醍醐味で、漁二さんが釣ってきてくれた新鮮なお魚と、スパイス効いた料理でお腹に幸福感が満ちます。
そして、そんな美味しいご飯とお酒を一緒にするゲストさんやヘルパーの皆さんともすぐ仲良くなってしまうのです。
"ここに来なかったら間違いなく出会わなかった人達"と話していると、人の数通りの人生があって、ちょっとしたエッセイを聞いているような気分になります。
そんな経験が、「新鮮で刺激的で、どこか懐かしく愛おしい感覚」を日々に与えてくれるんだろうな。

昼は漁二さん監修のカレーが食べられるカフェで、将来どうなりたいかぼーっと考えているだけという、なんとも贅沢な時間を過ごしておりました。

後半に泊まったゲストハウスは「LAMP」
https://lamp-guesthouse.com/iki/
東京のweb制作会社の株式会社LIGが経営しているゲストハウス。
LIG社員さんのブログは読んだことがあり、まさかの繋がりに驚き。

こちらのゲストハウスでは、原付を借りれた。
但し、普通の原付ではなく、間違いなくエンジンを付けた折り畳み自転車。
風を切りながら、猿岩、御嶽神社、小島神社...様々な観光スポットを巡ったり、たまたま出会ったヴィーガンのフランス人達と焼き鳥屋に行ったり。。

非日常の中で、のんびり自分のこれからを考える。
そうしていると、人生で必ずやるべきことなんてないんだ、と感じる。
日々あれもこれも、と焦るのではなく、
人生は、このくらいシンプルで良いのかもしれない。

画像1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?