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コンプレックスを好きになるには?他人と比較して苦しくなる人に届けたい5年の実話。

無性にnoteを書きたくなった。
だから、まずは書きたいままに今日はnoteを書いてみようと思う。

親友に、会社を辞めるって伝えられた。
その子と出会ったのは、今から5年前。
私が社会人2年目の時に出会った、初めての後輩だった。

年齢は私よりも2つ上で、でも後輩で、でもかなりしっかりしていて、
私は本当にまだまだへっぽこ社会人だったから、周りの人から、
「後輩の方がしっかりしているやんw」って言われてなんだか悲しかった。
自分の能力がないことが、また証明されちゃったなって。。

だから、初めての後輩なのに、なんだか好きになれなかった。

でも、その子が入社して1ヶ月後、福岡出張で大きな事件が起きた。

その子が寝坊して飛行機乗れなかったのだw
私もそんな時どうしたらいいかわからなかったけど、とりあえず必死に乗れるように頼みまくって、なんとか遅れて乗れてこれたんだよね。
その日の夜に、でっかい、食べきれないほどのパンケーキを二人で食べながら、その後輩から「初めての社会人で頑張ってたけど、実は全然ダメなやつなんです。先輩みたいに明るくみんなに好かれるように振る舞えなくて比べてました。。。」って聞いた。

あ、私が後輩と比べられてダメに見えてたけど、その子も私と比べて苦しんでたんだな、一緒だったんだなって、なんだかびっくりした。
社会人2年目の私に、大事なことがわかった瞬間。

「自分に能力がなくても、誰かと比較することになんの意味もない」

そっから、食べきれないパンケーキと格闘しながら、たくさん話して、めちゃくちゃ仲良くなったんだよね。

あまりに忙しい部署だったから、そこからは一緒に終電での仕事や徹夜をしたり、土日出勤したり、プライベートでも旅行に行ったり、カラオケで何度もオールしたり、とにかくずっと一緒の時間を過ごした。

そして、2社目の会社に転職した時も、一緒の会社を選んでくれたんだよね。初めての転職でも、その子がいてくれたことはとっても心強かった。

そして、気づけば5年。
ずっと一緒にいて、仕事の愚痴やプライベートのこと、何でも一緒に話してきたから、その子が転職するってことが私にはあまりにも大きな出来事に思えた。
それほど、私にとっては、とっても支えになってくれていた大きな存在だった。

そして、考えたんだ。

きっと今、その子にとっての幸せの道が見つかって、
私にも、自分の道の幸せを見つける時が来たんだなって。

私とその後輩は性格が真逆で、
私は後輩みたいにしっかりさと真面目さと冷静さみたいなのが見えなかったからそれがコンプレックスで、
その後輩にとっては明るさや元気さみたいなのがないと思ってたからそれがコンプレックスだった。

でも、今はお互いがお互いのよさを認めて、自分の良さを出しながら適材適所の部署で頑張っている。
私は人当たりのよさを活かして営業部署になっていて、その子はマニュアルを作ったり部署の仕事の効率化をしたりと活躍していた。

コンプレックスは長所の裏返しだって、今となってはしっかり思える。
社会人に成り立ての時って自分に自信がないし、何もできないから他人と比べて落ち込んでしまいがちになるけど、自分にはないってものを裏返すと、他人にはない長所が隠れていたりするんだよね。

それは、性格が反対のその子に出会えたことで、たくさん学べたんだと思う。

そして来月からは、社会人になって初めて別々の道になる。

きっとそれでも連絡は頻繁に取り合うだろうけど、
また数年後話した時に、お互いに長所がもっと活かせるようになっていて、
「最近はこんなことで活躍できるようになってきたよ!」って話せるのかなって思うとワクワクもする。

私も、私の長所をもっと好きになって、もっと磨いて、原石から宝石にしていきたいなって思う。

自分のコンプレックスだって、ちゃんと好きになれるように。
コンプレックスは、目を背けるとどんどん嫌いな存在になるけど、認めて伸ばして行こうと向き合うと、実は伸びしろがすごい存在なんだって思う。
自分の弱さは、強さに変わるんだよ。

Twitter:https://twitter.com/muracchi194



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