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ブロニカ メモ

ゼンザブロニカ はかつて存在した日本のカメラのブランド
現在はTAMRONに買収されている。(1998~)
名前の由来は、創業者の名前が吉野善三郎で、
ぜんざぶろうとブローニーとカメラを足したものと言われているが諸説あり。
ちなみに会社自体は1947年から始まっているが、当初はカメラと関係のない事業を手掛けていた。
このゼンザブロニカが開発され、発表される頃に「ブロニカカメラ工業株式会社」が設立される(1962)。
1962に「ゼンザブロニカ 株式会社」に社名が変更され、1978年にさらに「ブロニカ株式会社」に変更。

GS-1
 ZENZANON PG マウント。
 一代限りで終わった。
 1つ前のシリーズはSQ
 その前はETR
 その前はS2

マウントの種類

フォーカルプレーン
 ゼンザノン 小バヨネット
 ゼンザノン 大バヨネット
 ゼンザノン E/EII/PE

レンズシャッター
 ゼンザノン S/PS
 ゼンザノン PG
 ゼンザノン RF 

ブロニカシリーズ
初代(1959~) 
 ニッコールからの供給→ゼンザノンブランド(Carl Zeiss(東),トプコン供給)になる。
 さらに以下の二つのマウントが存在。
  小バヨネットマウント
  大バヨネットマウント
 カールツアイスからレンズ供給を受けていたり、
 他社のレンズが非公式で色々使えたり、
 100mm F2という中判で最も明るいレンズがあったりと謎が多い。
 当時としてはプログレッシブなカメラだったとのこと。
 ピント合わせはラックアンドピニオン方式
・120 6x6判
・フィルムの巻き上げ前後に問わずフィルムバックの交換ができる。
・スタートマークを合わせないくてよいオートマチック式
・シャッターはフォーカルプレーンなので、マウントアダプターで各種レンズ使用可能。
・シャッター音がうるさい。シャッターの故障が多い。

1世代目 D(1961~)
DはデラックスのD
 当初はゼンザブロニカ として発売。後にDもしくはDXと呼ばれるように。
 レンズのマウント ゼンザノン大・小
・ミラーがクイックリターン式。
・シャッターの最高速が1/1250秒
・低速シャッターは10秒まで対応。
・ハッセルブラッドのカメラに似ていたためにクレーム発生。
・セルフタイマーあり
 →そのために早々に生産中止。現在高価。
1世代目 S/S2(1961~)
 SはスタンダードのS。なのでDよりも色々省略されるう。
 先代のロマン機構は省略して、現実的に必要な機能のみが集約された戦闘力高めのカメラ。
 レンズマウント ゼンザノン大・小
・セルフタイマーが省略される。
・スローシャッター(2~10秒)が省略される。
・最高速の低下(1/1250→1/1000)
・デザインがハッセル似から大幅変更。
・ミラーアップ機構搭載。
・S2は220フィルム対応でミラーアップ機構省略。
  →一番売れたシリーズ代表作。ブロニカといえばS2
1世代目 C/C2 (1965~)
  ゼンザブロニカ CのCはCheepのCか、と思えるくらいにコストカットされているカメラ。
  マウントはゼンザノン大・小
・フィルムマガジンが固定式に。
・シャッター最高速が1/500秒に。
・ピント調整がヘリコイド式に。
・C2は220フィルムに対応可能。

2世代目 EC/EC-TL/EC-TL2(1972~)
  6x6.45のカメラ。フォーカルプレーン式の最後のブロニカ式。
  レンズ ゼンザノンE/EII/PEマウント
  レンズ自体にシャッターが搭載される。
  電子シャッター搭載でミラーが上下分割式。これまた売れたシリーズのブロニカ。
  この辺くらいまでは売れていた様子。そのためにレンズが豊富。
・電子シャッター
・上下分割式のミラーでシャッターショック軽減。
・動作に電源が必要になったが、Bでシャッターは切れるらしい。
・露出計は対応のファインダーを使用することで利用可能。
・EC-TLはボディに露出計を内蔵。世界初中判カメラで絞り優先AE撮影。
・EC-TL2は電気回路がデジタル式に変更。
  →マニュアル時に露出計使用不可。
  →シャッター速度は1/3段ずつ変更可能。

3世代目(1980~)
  これまでの技術を使って改めて6x6のカメラとして再設計されたカメラ。
  ちなみに以前のゼンザノン大・小と互換性はない。
  SQシリーズはバリエーションはまだ多い。
  レンズマウント ゼンザノンS/PEマウント

4世代目(1983~)
  GSシリーズ
  6x7という大きなフォーマットであるにもかかわらず軽量小型で機動力に特化したモデル。
  アクセサリーも豊富に存在するが売れなかった様子、1機種のみで終わった
  レンズのマウント ゼンザノンPG

番外編(2000~2005)
レンジファインダー機も存在する。 
誕生はゼンザブロニカがTAMRONに吸収された後の2000年
ブロニカRF645
  レンズマウント ゼンザノンRF

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