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5通目 〜やり直すための一歩〜

母へ

今日は法テラスへ行ってきました。
自己破産、または個人再生についての相談です。
まだ受任確定にはなっていないのですが、現在の借入れ状況と収入についてお伝えしたところ、今のわたしの状況では、自己破産手続きをして再スタートをする方向で進めるのがよいでしょうというお話しでした。
今回の30分の相談枠では足りなかったので、また連休明けに、第2回目の相談をします。
このままとんとん拍子に手続きが進めばよいですが、法テラスの費用立替え制度を利用するにあたり、収入の部分が引っかからないかが気になります。
直近の収入だけみると、対象となる収入基準をオーバーしているので、もし、受け付けてもらえなかったら困るな...って。

ともあれ。
まずは、門前払いにならなくてよかったなと少し安堵しています。
弁護士の先生も親身になって話を聞いてくださいました。
ほんの少しだけ、希望の光が見えてきた…かな?

もちろん、自己破産手続きをしたところで収入が増えるわけではないし、ゆとりのある生活ができるようになるわけではないんだけど、少なくとも今抱えている借金がクリアになれば、間違いなく負担は軽減します。
それは金銭面でも当然そうなんだけど、なにより精神面の負担が軽くなるのが本当に嬉しいです。
返済分がなくなれば、今の収入でも細々とやっていけるだろうし!

先生が何気なく選んでくれた言葉。
「再スタート」
とっても勇気付けられました。

そっか、自己破産は「終わり」じゃない。
またイチから始めるチャンスなんだ。
これまでのダメダメな人生をリセットして、やり直すためのきっかけにするんだ。

これまでわたしは、自己破産にはネガティブな印象しか持っていませんでした。
そりゃあもちろん、ポジティブなことか?というと、そうではないでしょう。
多くの人は通らない道だし、そうならないのが一番だし。
でも、今の状況(任意整理中にもかかわらず暮らしが立ち行かない状況)では、ただただ苦しいだけ。
「自己破産をしたらいろんな制限がつくから」と敬遠していたけど、そもそもペナルティなら、すでに自己破産した場合と同様のものを受けているんですよね…。

絶望から、希望へ。
暗闇から、光の下へ。
また心の底から笑えるようになりたいから、この一歩を大事にして、明日からも進んでいきます。
まだ、どういう結果になるかはわからないけど、わたしには「今できること」をするしかないから―。
そうやって少しずつ前進していきますね。

それでは、またお手紙します。


娘より

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