私の習い事part③〜中高生からハタチ

私の習い事part①子どもの頃
私の習い事part②〜小中時代

1番長く続いた習い事【華道】


一緒に習い始めた友達は、中学の頃には辞めてしまい、
私は茶道と同様別の文化センターで、流派も変わり新たに=未生流(庵家)=習い始めた。

前の先生は、おっとりした雰囲気の先生で、会館自体も小規模だった。
新しい先生は、快活!はっきりと的確なアドバイスされる方で、文化センターは大きく 人も多かったので、最初は緊張しながら通ってた気がする。

ここでもダントツで最年少。
皆さんにとても可愛がっていただきましたぁ。

普段のお稽古も好きだったけど、年1回開催される展示発表が特に好きだったなぁ〜

他の教室の絵画、俳画、彫刻、編み物、洋裁などなど、バラエティに富んだ作品展!!
私達は、相手が『お花』生ものなので、前日にみんなが一斉に集まり、自分の世界で作り上げていく時間・空間が大好き!

『みんな一つになって、何かを作る』事が好きだったんだなぁーと思い返した。

普段のお稽古でも花展の時にも、お花と対話してーとでも言いましょうか、どうしたら1番お花たちが美しく見えるかを考えながら生けていく。

その後、先生に手直ししてもらうと、あら不思議!!お花が生き生きして今にも動きそう!
見違えて、花も喜んでるように見えるんだもんね!
さすがプロ!!

私も年齢が上がり、どんどん先生のアドバイスを取り入れ、自分を表現できるようになってくると、さらに楽しくなってきた。
また、免状も徐々に取得し、同時に新しい生け方を教わったり、
大きな花展にも出品させてもらえるようになっていった。
その度に早朝から母が美容院に連れて行ってくれて、頭から着付、
そのまま会場まで送り届けてくれた。


ある夏休み…自分の市と、ドイツの某市が、姉妹都市!そこで、日本の伝統文化の一つとして、生け花体験が組み込まれたようで〜ドイツの方々に生け方を教えてあげる!という企画☆

先生方は、年配でドイツ語どころか英語もままならない。学生だった私は、すぐに『お手伝いメンバー』採用!!

特に英語が喋れる!というわけではなかったけど、カタコトでもなんでも人と関われるのが嬉しかった。同じしゃべるのなら、ドイツ語で挨拶くらい出来たらいいなぁ〜と、「こんにちは」「ありがとう」「嬉しい」「さようなら」など数コの単語と英語で乗り切った。

どの方もお花に触れてすごく喜んでくださり、私がカタコトでも声をあげて笑い、それぞれ作品が完成した時、大げさなくらい歓声をあげてくれた。

ドキドキしながら接したけど、こんな貴重な体験ができた事に感謝!!

それ以降も時間の融通がきく学生の身分。
徐々に先生の助手的な事もさせていただくようになってきた。

といってもまだまだまだ最年少。
年上のお姉様方への言動はかなり気をつけて接していたなぁ。

そして、ようやく十代終わり〜の頃、師範免状取得の実技試験と筆記試験!
どちらも合格!!

そこで、毎年『夏期講習会』というのが開催され、色んな企画があり、功労者の表彰式や講師数名による特別講座などがあった。

その中の一つに『若手師範による生け込み披露』のコーナーがあった。
私は、支部代表に選ばれた!!びっくり!!
ハタチになれば取得できるーという、師範免状取り立てのハタチ!!またまた最年少。

普段のお稽古とは別に、家元のお宅に通って、腕を心を磨いた。
本番は、とても落ち着いて、舞台上に居る自分が自分でない、なんか不思議な感覚になり、とても心地良かった!
ライトを浴びて、インタビューされて、異世界に居た!

**この瞬間!何かが私の心を揺さぶった! **

つづく。

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