21. ”そんな感じ”って何?
みなさんこんにちは。今日もお疲れさまです!
ぴぴです。
7年ぶりぐらいに旧友に会ってきました。その時の会話を少し。
この年になると女同士の会話で自然に増えてくるのが、恋愛のお話です。久しぶりの友人との会話でも、なんだかそんな感じの流れになったので、お決まりのこのセリフを。
「そういえば、彼氏おるん?」
何の違和感もなく、するりと私の口から出た言葉です。
すると、友人は一拍おいてから、
「女の子、おるよ―」
と言いました。
あ…
何で、女性は男性と付き合うって決めつけてしまったんだろう。
突如、後悔の思いが私を襲いました。それから、前言を言い繕うかのようにするすると言葉が流れ出てきました。
え!
すごい!
素敵~!
いいね!
実は私の友達もそんな感じの子がいてさ。("そんな感じ"って何?)
女の子なんだけど好きな女の子がいてすごい素敵なんよ(…だから何?)
と自分で自分の発言にいちいちツッコミを入れたくなります。
"そんな感じ"って本当になんなの。
私はLGBTQ問題をこれまでたくさん勉強してきて、すべての性のあり方を理解しているつもりでいました。ですが度々、他者との他愛のない会話のなかで、ぽろっと思慮に欠ける言葉がこぼれてしまいます。今回も然り。
同じ会話でも、
「そういえば、気が合う人おるん?」
と言えばよかった。
いや、
そもそも恋愛をしていることが前提なのは、大きな偏見じゃないか。
”結婚=幸せ”という方程式に疑問を呈することができる今の社会で、恋をすることが当たり前だと思っていいのだろうか。
こうやって言語化しながら、自問自答を繰り返しながら私の凝り固まった考え方を少しずつ変えようとしているのです。
今までは、決まり文句のように、
「誰か良い人いないかなー?全然彼氏できないんだけどー(笑)」
というセリフを口にしていました。
本当は何がなんでも彼氏が欲しいとは思っていないのに。
流れに身をまかせて、出会う人ひとりひとりとの”縁”を大切にしていきたいと思って生きているだけなのに。
いつからだろう。”結婚”、”彼氏持ち”、”恋多き人生”という言葉に執着するようになったのは。
世の中には当たり前はないのかもしれない。
みんながみんな違う人生だから、”生きる”って面白いのかもしれない。
そうこう考えていたら、私なりの幸せを見つけることが、一番の幸せな気がしてきました。
「最近さ、びっくりするぐらい美味しい物食べたの~!◯◯(友人の名前)は最近美味しいもん食べたりした?」
「最近は好きな本を読む時間がすごく楽しくてさ~こういうの読んだの!◯◯は最近ハマってることとかある?」
とか、私らしい話をするだけで十分すぎるぐらい十分なのかもしれない。
これまでの考え方を少し変えていくだけで、私という人間を認め、もっと自分を好きになっていくことができそうです。
今日もみなさんに小さな幸せが訪れますように。
(友人とした花火の写真です。夏が来た~って思えますよね!)