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05. 友人の鋭いナイフ

みなさんこんにちは。今日もお疲れさまです!
ぴぴです。

「チクチク言葉は人を傷つけ、いずれはあなたにも帰ってきます。」

小学校の時、道徳の授業で嫌というほど習ったのに。

大学に入学すると、人間関係に悩み始めました。
友人Aが、友人Cの悪口を、どちらとも関わりのある私に吐き出します。私はそれを消化することができず、まるでバケツの容量なみなみまで液体がたまり今にもこぼれだしそうな勢いです。自分がその言葉の対象なわけではないのに、

苦しい。

そんな日々が続きました。私がこの液体を他の人にわけることができたら。何度も考えましたが、私と同じ苦しい思いをしてほしくない、という思いがそれを妨げます。

友人Aから鋭いナイフのような悪口を聞く間、私はというと、
そうだよね。
確かにそれは腹立つ。
確かにCって、そういうところあるよね。

心から思ってもいないのに同調してしまう。なぜだろう。
私自身がCと同じ立場に立たされることを極度に恐れているからかもしれない。

そんなどっちともとれず、いや、Aと同じく鋭いナイフを投げまくる自分に嫌気が差す。悪循環だ。

こんなことを繰り返しているうちに、全ての人間関係を断ち切りたい思いが溢れ出してきました。でも悲しいことに、この人間関係を切ってしまうと、私は大学で生き抜くことが困難に思いました。それほど、私という人間は弱く、ずるかったのです。

ですが、友人Aが発したチクチク言葉は友人Cを突き刺し、私をも突き刺し、
そして私も知らないうちに鋭いナイフを作り出し、それで他者を突き刺していたのかもしれません。

ぱったり人間関係を断つことはできないけれど、自分が自分らしくあるために、友人Aとは適度な距離を保ちたい、と今は強く思います。自分から出るチクチク言葉は、自分自身を豹変させる可能性があることを自覚して、自分を守るためにも「距離を置く」ことに勇気をもちたいと思うのです。

今日もみなさんに小さな幸せが訪れますように。