見出し画像

王道ラブストーリーに"まさか"の展開でマスクびちょびちょになりながら観た『悲しみより、もっと悲しい物語』

【基本情報】

 原題:比悲傷更悲傷的故事
 英題:More than Blue
製作年:2018年
製作国:台湾
⠀ 配給:ハーク

【個人的順位】

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:1/72
⠀ 感動😭:★★★★★★★★★★
切ない🥺:★★★★★★★★★★
⠀ 衝撃😳:★★★★★★★★★★

【ストーリー】

16歳の時に出会ったK(リウ・イーハオ)とクリーム(アイビー・チェン)。

二人はかけがえのないパートナーになるも、一線を超えることはなかった。なぜなら、Kは白血病を患っており、いつ死ぬかわからない状態だったからだ。

Kは自分がいなくなった後もクリームが寂しくならないように、歯科医である別の男性に彼女を託すことにした。
やがて、その男性とクリームは結婚することになるのだが、そこにはまさかの真実が隠されていたのである。

【感想】

2009年の同名韓国映画のリメイクで、2018年台湾国内映画興行収入ランキング第1位の作品です。

今年一番泣きました。
人目もはばからず、びーびーと。
大号泣。・゜・(ノД`)・゜・。
マスクびちょびちょ。・゜・(ノД`)・゜・。
今年日本で公開された映画の中で一番泣きました。・゜・(ノД`)・゜・。

この映画はずっと観ようと思っていたので、昨日オリジナル版を観たんですよ。ストリーミングサービスにないので、これも新宿歌舞伎町のTSTUAYAで借りて。だから、話のオチは知ってるんですけど、それにも関わらず号泣ですからね。。。

いやね、昨日も「悲しみよりもっと悲しい」ってすごい煽ってくるタイトルだなーってやや斜に構えて観てたんたですが、ラスト20分が本当にやばくて。。。「マジで悲しみよりもっと悲しいじゃねえか。。。」って。

だから、今作においては感情的にオリジナル版に引っ張られた感は否めません。オリジナル版を観ずに先にこっちを観たらどうだったかはもうわかりません。でも、それだけオリジナル版は素晴らしいし、それと同様に今作も号泣必至の感動映画です。

初見だと、途中からの彼女の言動や歯科医の存在に腹が立ってしょうがないんですが、真実を知ると「何も知らなくてごめんよおおおお。・゜・(ノД`)・゜・。」って涙が止まらなくなります。。。

設定が秀逸かっていうと別にそうでもないんですよね。邦画でもカップルの片割れが病気の設定というのはよくありますし(まるっとセカチュー系と僕は呼んでいますw)、自分が亡くなった後のことを考えて別の人にパートナーを託す話は、織田裕二と吉田羊の『ボクの妻と結婚してください。』なんかもありますが、この映画は"まさか"の展開を作ることで、感動が5億倍ぐらい膨れ上がるんですよね。

王道のラブストーリーの中に、(僕は)予想がつかなかった意外な展開を入れたことが衝撃的で、現状1位とさせていただきます。

でも、観るならオリジナル版の韓国映画の方をオススメします(主演はクォン・サンウとイ・ボヨン)。

理由は、今回のリメイク版はちょっと丁寧にしすぎちゃったかなっていう印象があるからです。全部タネ明かししてるので、その分わかりやすくはあるんだけど、やや余計かなって。

オリジナル版の方が、以下3点において個人的に好き。
・観客に想像の余地を残している
・シーンのつなぎが秀逸
・上記2点のおかげで、驚きがより大きくなる

とはいえ、リメイク版もいい映画たですよ!人によっては設定がおかしいとか、オリジナル版の方がいいとか、いろいろ意見もありますし、僕自身もツッコミどこはあるんですけど、個人的にはそんなの余裕でカバーできるぐらいの感動がこの作品にはありました。

あー、泣いた。。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?