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ゲーム三昧だった子供が過激思想にほだされ先生を刺し殺そうとする悲しい映画『その手に触れるまで』

【基本情報】

⠀ 原題:Le jeune Ahmed
⠀ 英題:Young Ahmed
製作年:2019年
製作国:ベルギー・フランス合作
⠀ 配給:ビターズ・エンド

【個人的順位】

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:31/69
⠀ 衝撃😳:★★★★☆
スリル😱:★★★☆☆
⠀ 怖い😖:★★★☆☆

【ストーリー】

ゲーム好きな少年だったアーメッド(イディル・ベン・アディ)は、
導師の影響でイスラムの過激思想にどっぷり。

ある日、「アラビア語を歌で学びましょう」と言った先生に対して、導師が「聖なる言葉を歌で学ぼうなんて、そんなやつは背教者だ」と罵る。

それを聞いたアーメッドは先走って先生の家に向かい、ナイフで刺し殺そうとするも未遂に終わる。

少年院にぶち込まれたアーメッドは、無事に更生することができるのだろうか。

【感想】

日本にいてはなかなか身近に感じるのは難しいですが、一度持った宗教的思想を変えることの難しさを痛感する映画だと思いました。

特に、主人公のアーメッドは13歳と多感な時期なので、より影響を受けやすいでしょうね。もともと素直で真面目な性格っぽいので、ある意味そこも災いしているのだと思うんですけど、少年院で課せられた農作業は淡々とこなすものの、「先生を排除する」という目的は一向に消えていないのが見て取れます。

だから、「いつかこいつは何かしでかすんじゃないか」というスリルが常にあるのがこの映画の怖いところ。いつお化けが出るのかっていうホラーっぽい感覚と似ています。

しかも、ラスト20分は衝撃過ぎて、他のお客さんも「ああ!」って声が漏れちゃうほどでした。

邦題の『その手に触れるまで』は、原題とだいぶ違いますが、最後まで観てようやく意味がわかります。そして、いい邦題だなと感じることができます。

僕は特定の宗教に入っているわけでもないし、むやみやたらに人を傷つけない限りは、どの宗教も否定はしませんが、この映画のように、女性との握手もキスもNGで、歯は指で磨き、鼻うがいっぽいことをしてるのも、その宗派に入っていれば当たり前のことなんでしょうが、行動の制限が増えるのは、個人的には生きづらさを感じますね。。。


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