古き良き時代の家族物語『焼肉ドラゴン』

まあ、古き「良き」っていうのは、
本当に良いかどうかは別として(笑)

ちょうど高度経済成長期とのことで、
日本全体としてはよかったけれど、
この物語の街はそうとも言えないかも、、、?

在日韓国人家族が、
大切なものを失いながらも懸命に生き、
みんなそれぞれの幸せをつかんでいく群像劇。

雰囲気はまんま『ALWAYS 三丁目の夕日』です。

なので、ああいうのが好きな人は楽しめるかも。
僕個人としては、好きな映画でした。
特に何か大きな目的があるわけでもなく、
登場人物それぞれに、想いがあり、苦難があり、
いろんな人たちとの交流を経て、
うまくいかないことも多々あるけれど、
それでも前を向いて歩いていこうという、
そういう物語です。

今回は、出ているキャストがみんな演技がうまい方たちなので、
表情やセリフがリアルでよかった。
特に韓国人キャストも、日本語を話していたので、
これは勉強されたのかな、、、?
あそこまでしゃべれるようになるとは、
かなり撮影中に苦労が多かったのではないかと思った。

お母さん役の人が、
29年前に亡くなった父方の祖母に似ているので、
なんかふと思い出してしまった(笑)

最初、焼肉をおいしくいただく映画かと思ったけれど、
そんなことはまったくない(笑)
じゃあなぜ、焼肉屋だったのかというと、
在日コリアンの三大職業といえば、、、
という監督の想いからだそうだ。

でも、普通に焼肉食べたくなった。
小汚い店で、モクモクしながら食べたい。
そういう焼肉屋の方が、安くておいしい。

とにかく、古き良き時代の家族映画ですので、
ぜひご鑑賞をば。

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