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正直、邦画のアクションに期待していなかったけど、これはすごい『太陽は動かない』

【個人的な評価】

2021年日本公開映画で面白かった順位:24/42
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★★☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆

【以下の要素が好きなら楽しめるかも】

アクション
スパイ
カーチェイス
銃撃戦
タイムリミット

【あらすじ】

胸に爆弾を埋め込まれた、冷静沈着な鷹野(藤原竜也)と相棒の田岡(竹内涼真)。彼らは、24時間ごとに秘密組織:AN通信へ定期連絡しなければ、爆死するという宿命を負ったエージェントだ。

全人類の未来を決める次世代エネルギーの極秘情報を巡り、世界各国のエージェントたちによる争奪戦に巻き込まれる2人。

命がけのミッションが今始まる!

【感想】

この時期に観ると、今ドラマでやっている『青のSP』と『君と世界が終わる日に』がコラボしているようにも見えてしまう映画ですね(笑)

僕は、原作は未読ですし、WOWOWのドラマも観ていませんが、この映画は邦画とは思えないほどのアクションのクオリティの高さが見ものでした!

ロケ地が日本じゃないからですかね、冒頭の『ターミネーター2』を彷彿とさせるカーチェイスシーンや、走る列車内での肉弾戦など、洋画さながらで興奮しっぱなしですよ!ここに関してはかなり期待を上回るものでした。

ただ、ストーリーはちょっとテンポが悪かったかなーという印象ですね。もちろん、面白いことは面白いんですけど、途中から鷹野の過去が入って来て、現代パートと入れ替わりで展開していくんですよ。なので、2つの時系列が並行して進む形になります。ここがねー、ちょっとテンポが落ちてしまうところなんですよ。

その分、鷹野の人物像はわかるんですけど、それが現代の彼に直結しているかと言うと、映画ではあまり感じられませんでしたし、むしろオチがやや見えてしまうという点で、個人的には"現代パート"のみの方が好きでした。

『ミッション・インポッシブル』や『007』も、主人公の過去や人となりに焦点を当てたドラマパートって、そんなに多くないですよね?とにかくアクションてんこ盛りで進んでいくから、そことは違いがありますね。

世代トークになってしまいますが、藤原竜也が胸に爆弾を埋め込まれて、条件を満たさないと爆発するっていうのが、ちょっと『バトル・ロワイアル』の首輪を思い出しますね(笑)

あと、AYAKO(ハン・ヒョジュ)の峰不二子感がハンパないのと、デイビッド・キム(ピョン・ヨハン)の詰めの甘さはエージェントとして致命的な気がして笑ってしまいました(笑)

この映画、続編あった方がいいと思うんですよね。このまま終わってしまうと、鷹野の過去にまつわるところが宙ぶらりんのままなので。まあ、今作の興行収入次第ですかね。。。


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