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人生の一コマ 第22話

        今日は 多次元を旅したボールペンの出来事を書く事にした。

その前に今起きた事から書いてみる。

   今 何かに呼ばれて 外に出て 空を見上げた。

聞こえる方向は西の空だ。

そこには 薄曇りの空に小さな雲で全身を隠した太陽がいた。

私は『あなたが呼んだの?』と 聞いてみた。

すると 全身を隠していた雲が動き始めた。

今の時間は日食が最大になる時間だ。

太陽を隠していた小さな雲が太陽から完全に離れた瞬間

月によって欠けている太陽の部分がはっきりと見えた。

「君に見て欲しかったんだ」 と 返事が聞こえた。

私にはその時の太陽が固体には見えなかった。

ただ振動して映像となったものが

私の目を通して脳の中で分析の対象になっているだけだ。

そんな事を感じている時、精霊達の喜びの声が聞こえる。

心が和むひと時だった。


そんな体験をして美しい世界の残像を感じていると。

波動と多次元の世界を見せつけられた出来事を思い出した。

一つ目は

私がコンタクトレンズを使い始めた頃だ、

洗浄して煮沸消毒をして保存容器にしまう。

翌朝になり装着しようと保存容器を手にすると
そこにはコンタクトレンズはなかった。

どこを探しても見つからなかった。

この頃は私がまだ学生の頃だったので

精霊のいたずらなんて思ってもみなかった。

二つ目は

我が子が体験した話しだ。

それは 勤務先で起きた。

仕事で必要なカードをいつものようにポシェットに保管していた。

いつものように取り出そうとしたら無くなっていた。

再発行してもらう事が出来たから良かった。

それから しばらくして 契約期間が終了したので

再発行後のカードを返却して

使っていたポシェットは裏返して洗い

荷物をまとめて帰って来た。

帰宅後 そのポシェットを使おうとすると

最初に紛失したカードだけが入っていた。

それを見た 我が子は大騒ぎになった。

自分がした記憶が全て偽りになってしまうからだ。

私は自分のコンタクトレンズの経験を話した。

少しは納得したようだ。

三つ目は

もう一人の我が子が経験した話だ。

その子がお気に入りのボールペンを一本 自宅の机に置いた。

勉強の合間の休憩の為 部屋を出てリビングに来た。

私も部屋の前を横切る時 そのボールペンを 確認していた。

この子はそのボールペンが大好きで 他にはボールペンを持っていなかった。

しばらくリビングでくつろぎ 部屋に戻ると ボールペンは無くなっていた。

だれも 勉強部屋には入っていない。

その子はショックだった。

私が以前 話していた事が自分にも起こる事が 信じられないようだ。

そのボールペンは一週間ほど過ぎた頃 ひょっこり 勉強机の上に

置かれた位置と 同じ状態で見つかった。


コンタクトレンズもカードもボールペンも

波動で物質化してこの次元で触れる事が出来ている。

そして 多次元もある事を優しく教えてくれた。

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