ビジネスパートナーとうまくいくために必要なもの

こんにちは、まろにぃです。

最近、ビジネスパートナーを見つけたいという質問があり、考えていたのですが、このことについてスティーブン・R.コヴィー 著「７つの習慣」では「自分が自立していないとうまくいかない」と書かれていました。

私もその通りだと思うのですが、今回は、なぜ「自分が自立していないとビジネスパートナーとうまくいかない」について考えてみたいと思います。

そもそもうまくいくとはなんだろう？

ビジネスにおいてうまくいくと言えば、Win-Winの関係になっているということを指します。

Win-Winというと、「7つの習慣」の中に出てくる4つ目の習慣『Win-Winを考える』が思い出されます。

ちなみに、「7つの習慣」におけるWinとは「自分が望むもの」という意味であり、単純に勝利というわけではありません。

実現したい結果、満足いく成果などもWinに含まれるということになります。

そして、Win-Winとは「お互いにWinを実現する」、つまりお互いに満足できる結果を手にしている状態を指します。

ただ、このWin-Winの状態について、例えば、スポーツなどの勝負事や、値引き交渉などで「本当にWin-Winの状態を作れるのか？」と疑問に思う人もいると思います。

たしかにその通りで、全てにおいてWin-Winの状態を実現できるわけではありません。

しかし、長期的な目線で見るとWin-Winの状態を作ることは可能です。

スポーツの例だと、お互い切磋琢磨することで、「レベルが上がる」、「観客動員が増える」などが言えます。

また、値引き交渉の例だと、今回は値引きするけど「継続的に仕事が回ってくる」、「他の同業他社を紹介してもらえる」などが挙げられます。

「7つの習慣」で4つ目の習慣は、「Win-Winを実現する」ではなく「Win-Winを考える」と表現されています。

つまり相手のWinを知ろうとして、Win-Winを実現しようとする姿勢や考え方が重要だということなのでしょう。

なぜ自立していないといけないのか

「7つの習慣」では、第1～第3の習慣を実施することで個人の信頼性を高めて自立し、第4～第6の習慣を実践することで互いに協力し相乗効果を発揮できるよう章立てられています。

つまり、4つ目の習慣「Win-Winを考える」を実践し、ビジネスパートナーとうまくいくためには、自立している必要があるということです。

では、自立していないとどのようなことが起きるのでしょうか？

「7つの習慣」の中で、『自立していない人は、責任感や主体的な判断がなく、価値観も明確になっていません』と紹介されています。

要は、自分のWinがわかっていないということなのです。

自分のWinがわかっていなければ、当然物事の判断がその時々でブレブレになるため、いまいち信用できない人という烙印を押されてしまいます。

結果、ビジネスパートナーと長期的に付き合うことができないということになります。

信頼に足る人格と能力

7つの習慣の中で、信頼を得るには、「人格」と「能力」がともに必要だと紹介されています。

このうち「人格」については、以下の3つの要素で成り立っていると言われています。

①「誠実」

自分の価値観を明確にして、価値観にしたがった生き方をすること。
自分の内面の価値観と行動が一致しており、自分との約束を守ることを大切にすることで判断基準がぶれることなく他者との信頼関係を築きやすい。

②「成熟」

相手の考え方や感情に配慮しながら、自分の気持ちや信念を伝えること。
相手の考え方や感情に配慮するためには「思いやり」が、自分の主張や見解をハッキリ相手に伝えるには「勇気」が必要。

③「豊かさマインド」

全員がWinを得るだけの資源はたっぷりあると考えるマインド。
第1〜第3の習慣を身につけ、個人としての喜び、満足感、充足感を得ることで、生まれるマインド。
それがあって初めて、他者の個性、望み、主体性を認めることができる。

「豊かさマインド」に関して、多くの人は、このマインドとは逆の「欠乏マインド」に陥りがちで、「誰かが利益を得ると、その分自分の取り分が減ってしまう」と考えてしまっています。

欠乏マインドで考えている限り、自分と相手、双方の成功を目指すWin-Winにたどり着くことはできないと言われます。

「豊かさマインド」についての私なりの解釈ですが、すでに自立してWinになっている人でなければ、相手を受け入れられないということなのかなと思います。

要は、まずは自立していないとWin-Winの関係なんて無理だということですね。

最後に

最近、ようやく自立についてわかってきた気がします。

先日、結婚に関する投稿をしましたが、これも自分が精神的に自立してきたことで、相手を受け入れる準備ができてきたのだろうと思います。

といってもまだまだ人間的に未熟なので、「７つの習慣」を再度読み直してみようと思いました。