インドへ行って思ったこと

インドにてヨガのインストラクター認定資格を取りに行った時の話です。

過去に1ヶ月間、インド・リシケシュにあるヨガスクールへ行っていたのですが、その時ルームメイトだったインド人の男の子がいました。

その男の子は、真面目だけど少し不器用で、かつ唯一のインド人男子ということもあり、当時の先生(男性)から授業中よく叱られていました。

部屋で宿題や課題をしているときも、「もう少し柔軟に考えれば楽なのに。」とアドバイスしてしまうくらい愚直に物事を考える彼に対して当時若かったこともあり、おそらくぼくの中で少し下に見ていたところもありました。

しかし、スクールも終盤になり「今後習ったヨガをどういう風に活かすか?」という話をしていると、彼はもうヨガを教える仕事が決まっていると言います。しかも、月に2800USDもらえると。インドの物価や平均収入からすると高い水準なのはもちろん、日本の平均収入にも届く額を聞いてとても複雑な気持ちになりました。

まず「ヨガに対する姿勢や考え方」が全然違うものだということ。さらに「下だと見ていた彼が自分より先に行っている。」ということ。

自分を恥じました。そんなつもりはなかったが無意識に「国」や「人種」で偏見を持っていたこと。そのうえ、心のどこかで下に見ていたこと。収入ももちろんそうですがそれよりも「ひとつの物事に対する姿勢」が自分とは比べ物にならないくらい真剣な彼に対して失礼だったと。

そしてそれから数年後、彼は独立しインドで権威のあるSmall Business Awards で優秀賞を取っていました。

不器用でも、真面目にコツコツ自分の頭で考えながらひとつのことに取り組めば、それは仕事になり価値を提供できるものに昇華するんだと教えられました。

ぼくの教訓

  • 偏見を持たずフラットで

  • 絶対に人を下に見ない

  • コツコツひとつずつ

  • 簡単にあきらめない、決めつけない

大事なのはなにをしてきたかよりも
今何をしてこれからどうするのか。
だと思っています。

みなさんは今、なにをしていますか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?