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セミナー「ニッチなロングセラーを目指す!ものづくり中小企業のための商標活用術」の講師を務めました

昨日(2020/11/16)、セミナーの講師を務めましたので、その概要を少しお伝えします。

セミナー概要

セミナーは、地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所 (KISTEC)が主催する「Innovation Hub 2020」のイベントの一つとして開催されたもので、オンラインのみでの開催です。

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テーマは「ニッチなロングセラーを目指す!ものづくり中小企業のための商標活用術」!

商標制度の基礎から始まり、商標権を活用した事業の成功事例を紹介し、主な聴講対象者である中小企業の皆様の今後の製品ブランディングに役立ててもらおうという狙いです。

その内容は以下のようなものです。

目次

はじめに

「はじめに」では、統計データとして、中小企業による商標出願の状況を示して、中小企業はもっと商標を活用できるんじゃないかな、という本セミナーの出発点をお伝えしました。


はじめに

また、これは私の商標制度に対する疑問というか、悩みなのですが、そもそも「なぜ商標権を取得するのか?」ということが、専門家含め、あまり理解されていない気がしています。

一般的には、次のようなことが「商標権を取得する理由」として挙げられます。

他社が似てるネーミングで同じ事業をしてきたときに、文句を言えるように備える

他社が後から似たネーミングの商標権を取った場合、こちらがネーミングの変更をしなくてはならなくなる。

でもそれって、他社が何もしなかったら問題ないんじゃね??って思うのです。

はじめに2

その疑問を、事例を見ながら解き明かすのが最終的なゴール!というわけです。

事例紹介

「事例紹介」では、いまやロングセラーとなった、株式会社エンジニアの「ネジザウルス」を取り上げて、そのロングセラーになるまでの商標や商標権の役割を解説しました。

また、株式会社エンジニアの高崎社長が提唱する「MPDP理論」ついても触れました。

事例

終わっての雑感

終了後には、同席されたKISTECのご担当者様から、「制度説明だけではなく、商標を使う場面や留意点を事例を交えて説明してもらったのが分かりやすかった」と好評でした。

また、「早速ネジザウルス買ってみます!」とまで言っていただいて、商標の活用事例の製品が身近にあることに気付いてもらえる機会を提供できたのかな、と思いました。

オンラインのため直接のフィードバックがないのが残念ですが、聴講者の皆様のお役に少しでも立てれば良いと思っています。

セミナーの内容については、別の機会に配信してみようかな、とも思いました。



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