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読書記録#77 敏感すぎるあなたへ


楽天ポイントで購入。

不安症、パニック症状を抑える療法が掲載されている。
薬物療法をはじめ、暴露療法、呼吸法、漸進的筋弛緩法など、これまでの一般的な治療法を批判、最新の脳科学に従った無理のない治療法を紹介している内容になっている(このブログでは具体的な方法は紹介しない。気になる場合は各々本のご購入を)。


●目的

•社会、人との接触にかなりの恐怖感を覚え、回避行動が目立つ。これにより、社会生活にかなり支障をきたしているため、改善策を探る。


●読書メモ

•860億のニューロンが脳に存在し、100兆のシナプスによってそれらが互いに結ばれ、記憶が保存される。ネガティブなことばかり考えていると、脳の中に不愉快な考えや不安に通じる高速道路ができてしまう。喜びや快活さに通じる道は細くなる。

人間の脳はストレスのある時だけではなく、休んでいるときにも、今までに何度も繰り返してきたやり方で完全に自動的に反応します。さらに厄介なことには、脳はいつも何かをしていないと気が済まないときています。

→暇になると、ネガティブな事を考えだしてしまうようになっている。暇を作らないことがポイント。
しかし、暇もダメだが暇がなくても逆にメンタルが廃れていってしまう人間はどうしたらいいのやら。

何度も(記憶保存を司る脳内のニューロン、シナプスが)結合され、使われたやり方に脳は自動的に反応します。つまり私たちの使い方に従うのです。こうして一連の自動的な流れが形作られた結果、いつの日かあなたが脳を操作するのではなく、脳があなたを操作することになります。

→つまり、ネガティブな事ばかり考えていたら、それらのネガティブな事ばかりを脳は保存して、ネガティブな高速思考回路を作ってしまう。結果、自動的にネガティブな事ばかり頭に浮かび上がるようになり、ポジティブな事は頑張っても考えられなくなる。

暴露療法をはじめ、子供時代の記憶を掘り起こすと(精神分析)も呼吸法も漸進的筋弛緩法も、ネガティブなシナプスが拡張するのを防ぐことはできません。

→暴露療法なんか、トラウマに正面から突っ込んでいくだけの思考停止の馬鹿な治療法。ただネガティブな思考脳を増強させるだけなのに、何がしたいんだろか。


•症状の原因の一つ、セカンダリーゲイン(第二次疾病利得)

不安症に苦しんでいる人が、本人も気づいていない密かな利得を得ていることをいいます。
たとえば、ひどいパニック発作を起こしたために、パートナーが再び優しくしてくれたとか、不安症のおかげでとうにやる気をなくしていた仕事を免除してもらえたというようなことです。

もしかすると今のあなたは、私の患者さんによくある状態なのかもしれません。つまり、楽しいことを思い浮かべようとしてもすぐには浮かばない、そんな状態です。こういう人たちに「したくない」ことは何ですかと尋ねると、次々と答えが出てきます。これは今の状態ではごくノーマルな反応で、不安になることはありません。楽しいことより、望まないことを見つけるほうが得意だということです。



•テン(10)センテンス法

不安とパニックから永遠に別れるための1番手っ取り早い方法は、二重の戦略です。適切なパターン•インタラプトを使って不安を迅速に止めるのがひとつ。もうひとつはニューロンの新しい結合を作ることです。こうして芽生えようとする不安を防ぐのです。このためのメンタルトレーニングをテンセンテンス法といいます。

→およそ20分、毎日レッスンすれば、3週間後には今よりもはるかに気分が良くなるとのこと。
→当記事では具体的な方法は紹介せず。個人的に方法紹介ページの写メを保存。
気になる場合、各々本書のご購入を。

あなたにとって本当に素晴らしい人生とはどういうものですか?
過去をほじくり返すのはやめなさい。


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