読書記録#93 ファクトフルネス
私の住む自治体の図書館で借りようとすると、なんと予約待ちが170件(笑)
1人最長2週間借りられるので、予約待ちしようと思ったら、手元に来るまでになんと最長で340週間くらい待たないといけないのだ。
皆さ、1900円程度ケチって340週間も待つんだったら、さっさと自腹で払って買って読めよ。って思う(笑)
●読む目的
世の中のあらゆる物事を正しく読み取り考え、質の高い結論を出せるようになるためにファクトフルネスを購入
●読書メモ
・10個の本能
①分断本能
「世界は分断されている」という思い込み
②ネガティブ本能
「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み
③直線本能
「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み
④恐怖本能
危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み
⑤過大視本能
「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み
⑥パターン化本能
「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み
⑦宿命本能
「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
⑧単純化本能
「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
⑨犯人捜し本能
「誰かを責めれば物事は解決できる」という思い込み
⑩焦り本能
「今すぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
→これらの本能のままに世の中を見ていると、誤った考えや答えを導き出してしまう。
・個人的に特に注意したい本能や注意方法
分断本能
人はドラマチックな本能のせいで、何事も2つのグループに分けて考えたがるからだろう。いわゆる「二項対立」を求めるのだ。良いか悪いか、正義か悪か、自国か他国か。世界を2つに分けるのは、シンプルだし直感的かもしれない...
注意方法
・「平均の比較」に注意
分布を調べてみると、2つのグループに重なりがあり、分断などないことが多い。
・「極端な数字の比較」に注意
人や国のグループには必ず、最上位層と最下位層が存在する。2つの差が残酷なほど不公平なときもある。しかし多くの場合、大半の人や国はその中間の、上でも下でもないところにいる。
・「上からの景色」であることを思い出そう
高いところから低いところを正確に見るのは難しい。どれも同じくらい低く見えるけれど、実際は違う。
過大視本能
比較と割り算
ひとつしかない数字をニュースで見かけたときは、必ずこう問いかけてほしい
・この数字は、どの数字と比べるべきか?
・この数字は、1年前や10年前と比べたらどうなっているか?
・この数字は、似たような国や地域のものと比べたらどうなるか?
・この数字は、どの数字で割るべきか?
・この数字は、合計するとどうなるのか?
・この数字は、ひとりあたりだとどうなるのか?
できるだけ、量ではなく割合を計算しよう。その後で、数字が重要かどうか判断すればいい。
→コロナ渦の今、まさにタイムリーな事柄。日々のコロナ感染者の発表をどう思うか、どう捉えるか。注意方法は比較、割り算。。
・その他メモ
(世界、各国に対する)認識を切り替えるには、できるだけたくさん旅をすることだ。
→今はコロナ下で旅はできないが、いつかまた学生の時のように旅をして、現地を肌で感じたい。自分の足を運んで自分の目で確かめる、一次情報を自分の手で掴みに行く姿勢しか勝たん。
グローバルな開発に関する無料データ
→世界銀行へ
世界は、我々が思ってるより悪くはないし、悪くならない。
10個の本能がデータを正しく読み取ることを妨げ、ネガティブな方向に思考を持っていってしまう。この10個の本能に注意し、世界を正しく見よう、というのがファクトフルネス著者達の主張である。
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